保存もできて便利な常備野菜ニンニクの育て方

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保存もできて便利な常備野菜、ニンニクを育てよう

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ニンニク栽培のポイント

古代エジプトでは、ピラミッド建設の労働者に与えてスタミナづくりに役立てていたと言われているニンニクは、日本にはふくるに中国経由で伝承しましたが、普及したのは戦後のことです。肉料理やソース、サラダやパスタなどの香りづけによく使われます。ニンニクの独特の香りが料理の味を引き立てます。

ニンニクの植え付けは秋ごろ

ニンニクは秋に種球を植えて張るに収穫します。畑に25cm間隔で深さ5cmの植え付け溝をつけ、15cm間隔に、分球を1個ずつ芽を上にして植え、5~6cm覆土します。成長の期間が長いのでマルチ栽培も適しています。

ニンニクの成長は土質によって大きく左右されますので、肥沃で排水性がよい土が向いていますので、しっかりと堆肥を施し耕しておきましょう。

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ニンニクの品種

ニンニクの品種は暖かい土地向きと冷涼な土地むきがありますので、自分の土地にあった種球を選びましょう。
球をしっかり大きく肥大させるために種球選びはとても重要です。

ニンニクの芽かきと追肥

植え付け後、芽が伸び始め、葉が10~15cmぐらいになってきます。そのころ1球から2つ以上の芽がでてきますので、小さいほうを芽かきをします。その後もわき芽かきがでてきたら適宜手で引き抜きましょう。そうすることで大玉に育ちます。

12月に畝間の土を株元によせ、追肥をします。1㎡あたり50gほど施しましょう。

春になってくるととう立ちして花が咲いてきますので、葉の先よりつぼみが見え、ある程度伸びてきたら摘み取ります。あまり小さいときに葉の先を切り取ってしまうと葉の育ちを損ねてしまうおそれがありますので注意が必要です。

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春のニンニク収穫

暖かくなってきて、葉や茎が枯れてきたら晴天の日に掘り上げ、すぐに根をハサミで切ります。
遅れると根がかたくなり、切りにくくなるので要注意です。その後畑で3~5日ほど日光にあてて乾燥させましょう。
室内で保管する際も、風通しよいネットなどに入れるか、8~10株ずつ束ねて雨のかからない軒下吊っておくのが理想的です。

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ニンニクの上手な貯蔵方法

美味しさを保ったまま貯蔵するには、球のまま新聞紙に包んでポリ袋などに入れ冷蔵庫のチルドで保存するとよいでしょう。
冷凍する場合は、ニンニクを1片ずつ小分けにして保存用の袋に詰めます。すぐに使えるようにすりおろした状態で冷凍するのもいいです。
また、ニンニクの醤油漬けやみそ漬け、オリーブオイルに浸してニンニクオイルなどに加工しておくと、より一層長い期間保存ができます。

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