ビタミンやミネラルが豊富で大変栄養価の高い野菜のブロッコリー・カリフラワーの育て方

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ブロッコリーやカリフワラーはつぼみを食べるキャベツの仲間

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カリフラワはー「キャベツの花」という意味で、白くこんもりした花蕾と太い茎が特徴です。
よく似たブロッコリーもキャベツの変種で、カリフラワーに発達する前の緑色のものがもとになっています。

ブロッコリーはどんな野菜?

ブロッコリーの品種

ブロッコリーには、頂花蕾専用種と、頂花蕾・側花蕾兼用種があります。
頂花蕾専用種はカリフラワーのように頂花蕾だけを収穫するものですが、兼用種は頂花蕾を収穫したあとに側花蕾も収穫でき、長期間楽しめます。
ブロッコリーを暑さに強く改良したのがステッィクセニョールという茎ブロッコリーです。開花前の花蕾と茎を食べ、ブロッコリーよりも栄養豊富です。次々と側枝の花蕾が伸びるので、長期間栽培できます。

カリフラワーの仲間ですが、外観がブロッコリーに近いロマネスコなども人気がでてきています。

ブロッコリー (800x800)

ブロッコリーの栽培方法

夏まきキャベツと同じ要領で育てます。
7月中旬ごろにセルトレイなどにタネをまき、本葉5~6枚の苗に育てて定植するか、苗を購入して植え付けます。
家庭菜園では苗から始めるのが失敗がなくよいでしょう。

幅50~60cmの畝に株間を40~50cmとって植えます。深植えはしないように注意しましょう。

ブロッコリーの追肥

畑に定植したら、植え付けの2~3週間後に追肥します。ブロッコリーの頂花蕾・側花蕾兼用種は、収穫期間が長いのでその後も1カ月に1回程度追肥しましょう。

畝間にぼかし肥料を1mあたりひとにぎりを施し、苗が倒れないように軽く中耕、土寄せをします。

カリフラワーの栽培ポイント

カリフラワーは、花蕾が直径7~8cmになったら、軟白するために、外葉を数枚まとめて花蕾に包み、ひもなどで縛ります。
こうして光を遮ることで花蕾の表面は純白になり、霜からも守られます。
寒さの厳しくないところでは、葉を折って防止のように覆うだけでもよいでしょう。

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ブロッコリー、カリフラワーの収穫

カリフラワーは花蕾が15cmくらいに肥大したら、花蕾の表面が緻密なうちに収穫します。
ブロッコリーは花蕾が直径15cmくらいになったら、緻密にくっついている小さなつぼみ同士があまり離れないうちに、茎を10cmくらいつけて収穫します。カリフラワーと違い、頂花蕾の収穫後も、わき芽の花蕾を伸ばし、順次収穫します。

茎ブロッコリーは、茎を15cmほどつけて花蕾を折りとります。頂花蕾を小さいうちに収穫したあと、わき芽が次々とあがってくるので、食べごろになったものから順次、収穫していただきましょう。

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注意したい病害虫

アオムシ、ヨトウムシに注意が必要です。
葉だけでなく、花蕾も食害されるので、できるだけ幼齢のうちに対処し、見つけ次第補殺します。

さいごに

ブロッコリーやカリフラワーはビタミンやミネラルが豊富で大変栄養価の高い野菜です。
またブロッコリーもカリフラワーもスーパーで気軽に手に入りますが、特にカリフラワーは少し値段が高めです。
栄養豊富でいいことづくめのブロッコリーやカリフワラーはぜひ、家庭菜園の仲間にいれたい野菜ですね。

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