目次
滋養たっぷりの健康野菜ゴーヤ
ゴーヤは苦みが美味しい南国野菜
最近ではすっかりおなじみになった、表面に凹凸した突起がある苦みのあるウリで、ゴーヤ、レイシとも呼ばれています。
原産地は東インド~熱帯アジアで日本には中国から導入され、沖縄や鹿児島などで栽培されていました。
丈夫で病害虫も少なく、初心者でも育てやすい野菜ですが寒さに弱いので寒冷地での栽培には向きません。
暑さに強いゴーヤ
真夏から秋まで収穫できます。油と相性がよいので油炒めに適しています。苦みが苦手な人は塩もみをしてから、または塩水につけてから調理すると食べやすくなります。
ゴーヤ栽培のコツ
適期に植えつけをしましょう
ゴーヤはとにかく寒さが苦手なので、十分暖かくなってから植えましょう。タネからでもよいですが園芸店で気軽に苗が手に入りますので、失敗の少ない苗植えをおすすめします。
植える場所は日当たりのよい場所が適しています。根を切られるのを嫌うので、苗の根を切らないように注意しながら根鉢を崩さず植えつけます。
ゴーヤの支柱はしっかりと
苗を植えたら支柱を立ててネットを張り、つるを誘引します。つるは巻きひげでネットなどに絡みつきますが、最初は誘引して紐などで8の字に結びます。つるが茂りすぎたら適宜剪定をして、風通しよく育てましょう。
雄花と雌花
ゴーヤには雄花と雌花があり、雌花は花の下の柄が長く膨らんでいるのが特徴です。実は雌花の子房がふくらんでできます。
追肥のポイント
最初の雌花が咲いたころに最初の追肥を施します。2回目は実がふくらみ始めたころ、3回目の追肥は最初の実を収穫したときに与えましょう。
ゴーヤの収穫のタイミング
熟す前に収穫を
開花後15~20日くらいの未熟果を収穫します。太さ5cm以上、表面のいぼが十分の大きさになっていれば収穫できます。
とり遅れると黄色く熟して割れ、赤い果肉に包まれたタネがこぼれてきます。タネのまわりの赤いゼリー状の果肉は甘く食べられますが、野菜としては緑色のうちに収穫して利用します。
ゴーヤの栄養価
ビタミンCが豊富
ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれていますので、風邪予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があります。通常ビタミンCは加熱すると壊れやすいと言われていますが、ゴーヤに含まれるビタミンCは壊れにくく効果的に摂取できます。
苦み成分は栄養満点
ゴーヤに含まれる苦み成分はモモルデシンといい、胃腸の粘膜を保護したり、食欲増進の効果がありますので夏バテ防止にももってこいの野菜です。
育てやすく栄養価の高いゴーヤの栽培にチャレンジしてみましょう!