入園、入学、進級、新しい環境に馴染めるか?新しい先生にはどうだろう?と子どもも親も期待と不安でいっぱいですよね。
名前書きや、家庭調査票などの書類書きにも追われ、1年で1番バタバタする季節だと思います。
そして避けては通れないのが「役員決め」
私はくじ運が悪く、今まで幼稚園も、小学校も、中学校も、そして「長」がつくものまで何度も役員をした経験がありますが、役員決めのあの殺伐とした雰囲気は、何回経験しても慣れません。
目次
役員っていつどうやって決めるの?
最初の参観日や保護者会で決めることが多いです。
私の地域では、保護者が揃う可能性の高い「入園・入学前の説明会」「入園式・入学式の後」に決めるところも多いです。
役員の決め方は、立候補⇒免除対象者を省いてのくじ引きやじゃんけんという簡単な流れではあるのですが、何時間もかかることもあります。
揉めるのは、決まって「免除対象者」についてです。
免除対象者【幼稚園、保育園の場合】
「未就園児がいる」「役員経験者」「妊娠中」「介護」「ひとり親家庭」だと免除される場合が多いようです。
私の子が通った幼稚園では「介護している」は何年か前までは免除対象でしたが、今は免除対象者ではなくなっています。
介護は、あくまで自己申告、確認しに行くわけにも行きませんから、嘘をついた人がいたようです。
実際に、介護をされている方には本当に気の毒だと思いました。
免除対象者【小学校の場合】
小学校は「子ども1人につき1回は必ず役員をしなければならない」といったルールがある学校が多いと思います。
なので、役員をやる・やらないではなく、何年生で役員をやるかが話題になることが多いです。
役員をできない人は、できない理由を保護者全員の前で説明し同意を得れば免除ということにはなっているものの、「免除はない」に等しく、選ばれたらやるしかない状況という学校も多いでしょう。
しかしそれでも、中にはできないと言い張る強い保護者もいます。
そして、ひとりが言い出すと、私も・・・と続くこともあり、収拾がつかなくなってしまうのです。
「役員に選ばれても絶対に出席しません」と言い切った人も何人か見たことがあります。
結局は、不公平にならないよう、よほどの理由(闘病中で診断書提出など)でなければ役員の免除はされず、欠席した人も強制的にくじが引かれることになります。
[amazonjs asin=”B01BBN9NWA” locale=”JP” title=”PTA、やらなきゃダメですか?(小学館新書)”]
そもそも立候補する人っているの?
ママの知り合いを増やしたい、大変な最高学年(年長・6年生)で役員をやりたくないという理由で、年少や低学年の役員は立候補者がいることも多いです。
役員の大変さは、一緒に行うメンバーによってもかなり左右されるため、くじ引きで知らない人と役員をするくらいなら気心の知れたママ友同士で役員をしようと考える人もいます。
クラスが離れてしまったママ友とラインで連絡を取り合いながら様子を伺う・・・なんて光景も見られます。
なんで最高学年は大変なの?
年長や6年生で役員になってしまうと、卒園・卒業準備、文集作り、謝恩会準備など卒業関係の仕事が増えるからです。
幼稚園・小学校によっては、何年か後の同窓会までまかされることがあったり、中学受験を目指してる子の保護者は、高学年で役員にならないよう低学年で済ませておきたいそうです。
しかし、あえて最高学年まで立候補しない、やらないという人もいます。
6年生になると、ほとんどの保護者は役員経験済み。
学年の人数や、クラス替えで役員経験者ばかりが集まってしまったりすると、2回目の役員が回ってくる可能性もあるからです。
[amazonjs asin=”B00WIFKJRY” locale=”JP” title=”恐怖!PTAの役員決め。もしあなたが役員になってしまったら?PTA役員を楽しむ方法。かけがえのない仲間と女子会。10分で読めるシリーズ”]
役員決め・体験談
私は、役員決めの司会をしたことがあるのですが、本当に大変でした。
二度とやりたくありません。
先生やPTA本部の人からは、絶対に出ないという人や役員決めという大事な日に保護者会に出席しない人が役員になると他の役員に負担がかかるので免除の方向で・・・のようなことを遠回しに言われます。
しかしそれだと、クラスの保護者からはそれじゃ「言った者勝ち」「休んだ者勝ち」だと言われ(私もそう思います)、先生やPTA本部が司会をしてくれればいいのに・・・と思ったものです。
私は3人子どもがいるので、今まで何度も役員決めを経験していますが、役員をできない理由で一番驚いたのは「妊娠する可能性がある」というものでした。
いや、もちろん免除にはなりませんでしたが。
免除を申し出た人は、免除されたされなかったにかかわらず、その後保護者から悪く言われることも多いので、立候補はしないけどくじ引きで当たったらやるしかないと腹をくくるしかなさそうです。
○○だからできませんと言うよりは、「○○でどうしても出来ないこともあるかもしれません。ご迷惑をおかけしますができることは精一杯頑張ります」という姿勢だと案外助けてくれる人はいっぱいいますよ。
私も赤ちゃんを抱えながら三役になってしまったことがありますが、たくさん助けてもらいましたから。