実話を元にした映画はニュース性もあるし、なんと言っても臨場感が違います。特に事件性のあった実話は、映画を通じて解説をじっくり聞くようで他の映画とは異なる楽しみ方ができます。
今回の実話に基づく映画のオススメは、この3作。いずれも、今も緊張する中東が舞台です。それぞれ年代は少しずつ違いますが、実話を背景に手に汗握る映画の醍醐味を満喫させてくれます。
ゼロ・ダーク・サーティー
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- 製作:2012年
- 日本公開:2013年2月15日
- 上映時間:158分
- ジャンル:戦争/アクション
- 映倫区分:PG12
- 公式サイト:http://zdt.gaga.ne.jp/
あの華奢そうなジェシカ・チャステインが、ハードなC.I.A局員を演じてくれます。 9.11の首謀者として、アルカイダの首領、ウサマ・ビン・ラディンを殺害まで追い詰めた分析官マヤが彼女の役どころです。
テーマがテーマだけに、プロパガンダ的な意味があるのかないのか、マヤのモデルはC.I.Aに存在するのか架空なのかと物議をかもした映画でしたが、映画そのものは見事アカデミー賞を取っています。
アメリカン・スナイパー
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- 製作:2014年
- 日本公開:2015年2月21日
- 上映時間:132分
- ジャンル:ドラマ/戦争/アクション
- 映倫区分:R15+
- 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/
これは明確に実在する人物、クリス・カイルがモデルでブラッドリー・クーパーがイラク戦争でのスナイパーを演じています。特殊部隊ネイビー・シールズで狙撃手として活躍、実際の戦争で多くの仲間を救った英雄=レジェンドなのです。
映画では、長年追っていたターゲットを2000m先で仕留める時の緊張感は見応えがあります。しかし、一方では大切な仲間を失ったり、また長らく家庭を放置したため妻タヤ(シエナ・ミラー)とも行き違い、次第にPSTDに蝕まれていくひとりの人間として描かれています。
アルゴ
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- 製作:2012年
- 日本公開:2012年10月26日
- 上映時間:120分
- ジャンル:サスペンス
- 映倫区分:G
- 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/
題材は、1979年に起こったイランのアメリカ大使館人質事件です。過激派から人質を救出するのが、ベン・アフレック扮するC.I.A工作員トニー・メンデスで、「アルゴ」はイラン侵入のために彼らが作り上げたニセ映画のタイトルからきています。
実話だから、最後は無事救出することができたはずという意識はどこかに行ってしまい、特にクライマックスとなる空港でのチェックでは、最後までハラハラ・ドキドキをたっぷり味わうことができます。