バイオハザードシリーズのミラ・ジョボビッチ、少し前ですがイーオンフラッグのシャーリーズ・セロンなど戦闘女子はなんと言っても小気味良いのです。何度危機にあっても持ち前のパワーで敵を跡形もなく抹殺します。
今回の戦闘女子は、オルガ・キュリレンコ(元諜報員アレックス)。「007/慰めの報酬」ボンドガールで一躍有名になった彼女です。役柄なのでしょうが、どちらかと言えばもともとクールな表情の彼女は影のある孤独な闘士に似合います。
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- 製作:2015年
- 日本公開:2016年6月4日
- 上映時間:96分
- ジャンル:アクション/サスペンス
- 映倫区分: R15
- 公式サイト:http://momentum-movie.com/
追われる元諜報員、そのワケは?
映画は、難攻不落の銀行を強盗する場面から始まります。全員特殊スーツとマスクなので、最初はどれがアレックスなのか、男女さえ不明ですが、逃走直前で仲間ゲンカとなりマスクを剥がされてしまいます。そのため、人質に顔を覚えられ指名手配され、ここから彼女の孤独な逃走が始まります。
追っ手は警察当局はもちろんですが、盗んだダイヤモンドと現金の他に政府高官がからむ国家スキャンダルにつながる情報の入ったUSBがあり、この情報の黒幕議員(モーガン・フリーマン)が差し向けた刺客エージェントからも追跡されます。
極悪非道のエージェント
ゾンビと闘うバイオハザードシリーズもエグいですが、こちらも違う意味でちょっとキツい場面が何度か出てきます。黒幕エージェントのボス・ワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)が冷酷非道で、目的のためには手段を選びません。USBの在り処を白状させるため、アレックスの同僚を拷問死させたり、アレックス自身にも万力による拷問をするなどヒドイやつらなのです。
逆に言えば、そんな極悪人に毅然と立ち向かうアレックスは一層健気で頼もしく見えます。最後は「そんな合法的な抹殺の仕方もあるのか!」と思うような鮮やかな方法でワシントンに立ち向かうので楽しみに!
クール&タフネスを最後まで満喫
この映画の見どころは、クールさとタフネスを兼ね備えたアレックスのアクションの数々。スタイル抜群のアレックスがクールに追っ手をかわすシーンが何度も登場します。お約束のカーチェイスでは、駐車ビルからなんと逆走!で一気に抜け出ます。
逃げ場のない部屋で万事休すかと思いきや、忍者バリに息を潜めて天井に張り付きます。この時、彼女は足を負傷しているのですが、持ち前のタフネスで切り抜けられると思ったら、想定外だったのは足から血が滴り落ちそうになるところでした。
アクションもの映画が楽しいところは、あっと言う間に時間が経過するテンポの良さです。なおかつ、オルガ・キュリレンコを堪能したいファンには絶対オススメの一作です。
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