更新日2015/08/03 この記事は約 3 分で読めます。

栽培前の畑の準備と土づくり②

土壌改良に役立つ資材

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美味しく健康な野菜づくりをするためにはなにより土が大切です。
どういう肥料を使い、何を混ぜるかで土の良さは変わってきます。

土づくり役立ち有機質由来の肥料や資材

・有機石灰・・・ミネラル分を含むカキ殻石灰がおすすめです。粒状よりも土に素早くなじむ粉状が使いやすい。

・堆肥・・・微生物の餌となり、土の団粒化を促進するために欠かせません。植物由来のバーク堆肥や落ち葉堆肥がおすすめ。

・微生物資材・・・有機分解を促進する微生物を含む資材。土に混ぜると
保肥性が向上します。

・ぼかし肥料・・・油かすや鶏ふん、米ぬかなどの有機質肥料を混ぜて発酵させた肥料です。一度発酵しているので、根や芽を傷めにくく、肥料成分に偏りが少ないため使いやすい。

・ニーム油かす・・・ニームオイルの搾りかすを主体にした肥料で、土が豊かになるだけでなく、ニームの成分が虫を寄せ付けません。

堆肥や有機質肥料で豊かな土づくり

堆肥は土の微生物を豊かにし、団粒構造を促進するために使いたい資料です。落ち葉堆肥やバーク堆肥などの植物由来の堆肥を主体に、補助的に牛フン堆肥を使いましょう。これは「植物の構造元素は植物体に由来する」という考え方からきています。
肥料は数種類の有機質をバランスよく含んだ「ぼかし肥料」を主体とします。
発酵済みなので、作物の根を傷めることもなく、成分の偏りが少ないという利点もあります。自分でつくることもできますが、成分のばらつきが少ない便利な市販品が流通しているので、利用したほうが効率が良いです。

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畝づくりのポイント

畝は水はけや通気性をよくするのが目的で、雨が降ったときに株元になるべく水がたまらないようにします。また、タネをまいたりした場所と通路の区別がはっきりしていて作業がしやすくなります。
畝の幅は、育てる野菜の種類によっても異なりますが、多くの野菜では幅60~80cmくらいが作業がしやすいでしょう。畝の中央に1列だけ育てる場合と、畝の両側に2列育てる場合がありますが、1列のときは畝幅は狭めにします。
いずれの場合も、高さ10~15cmほど盛り上げて、クワなどで表面を平らにならします。
水はけの悪い場所では、高さ15~20cmの高畝にします。乾燥しやすい畑では、数cmの高さの平畝にします。

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元肥の入れ方

堆肥入れから耕すまでは早めにすませておきましょう。タネまきや植え付けの適期を逃さないように。
タネまきや植え付けの日が決まったら、2週間前に元肥をいれます。
元肥は畝全体に肥料をまぜます。
肥料は有機質肥料であっても、生態系の外部からの投入量が多くなると、作物の自立的な生命力を後退させることになります。ですから、肥料は最低限の量を守り、施しすぎないように注意したいものです。

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まとめ

近代になって、農業は産業として定着し、生産量の増大と生産効率の向上を成し遂げてきました。しかし、行き過ぎた施肥や農薬の使用は私たちを取り巻く自然環境だけでなく、野菜の栄養や味、人間の健康にも悪影響を及ぼすことが問題となっています。
このような近代農業は家庭菜園では考える必要はありません。安心で安全な美味しい野菜を自分たちが食べるためにつくる。それは本来の農業の姿ではないでしょうか。育てる楽しみやつくる喜び、汗を流す気持ちよさを味わいながら、おいしくて安全な野菜を家庭菜園に最適な栽培方法で行っていけたらよいのではないでしょうか。

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