インフルエンザ流行中に、発熱すると「風邪かな?」「インフルエンザかな?」と迷ってしまいますよね。
風邪だろうと自己判断して、市販の風邪薬や解熱剤を飲むのは危険です。
もしも、インフルエンザだった場合、服用した解熱剤の種類によっては、インフルエンザ脳炎などを引き起こすこともあるからです。
インフルエンザ流行中に体調が悪くなったら、速やかに医療機関を受診するのが一番安全です。
目次
インフルエンザかな?病院に行くタイミングは?
インフルエンザは、38℃を超える急激な発熱・寒気・倦怠感・強い頭痛・関節痛・筋肉痛が特徴。
発症前~発熱して5日間は、くしゃみや咳と一緒にウィルスを排出するといわれています。
肺炎や気管支炎、重症化すると心不全や脳炎になることもあり、乳幼児や高齢者にとっては命にかかわることもありますから、感染を広げないためにも病院に行く時は必ずマスクを着用していきましょう。
診察では、綿棒で鼻の奥をぬぐってインフルエンザの簡易検査をします。
発症してから、12時間以上経過し、ウイルスの数がある程度増えないと「陽性反応」が出ないため、早く病院に行き過ぎると陰性となる場合も多く「明日また検査するので来てください」と言われることもあります。
かといって、2度手間になるのが嫌だからといって、遅すぎるのもよくありません。
抗インフルエンザ薬は、症状が出てから48時間以内に服用を始めなければ効果がないからです。
受診するタイミングは、インフルエンザの症状が出始めて12時間~24時間経過した頃がベストです。
インフルエンザと診断されたら?
安静、睡眠、水分補給が大切です。
もちろん、無理をして学校や会社に行ってはいけません。
学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」はウイルスを排出する可能性があるため出席停止です。
咳エチケット
咳やくしゃみがひどい時は、感染拡大防止のため、マスクを着用しましょう。
マスクを着用していない時に、咳やくしゃみをする場合、口をおさえないのは問題外ですが、手のひらで口を覆うのもNG!
手のひらにウイルスが付着してしまい、その手で色々な物を触ると感染を広げてしまうからです。
肘の内側で口を覆うか、ティッシュで覆いましょう。
家族内感染を防ぐ
インフルエンザは、非常に感染力が高いため、家族で誰かが発症した場合は感染してしまう可能性が高いです。
- できれば、他の家族と別の部屋で過ごす
- ウイルスが充満しないよう換気をしっかりする
- ウイルスの活動が弱まる環境、室温20度以上、湿度50%以上に保つ
- タオルや食器を共用しない
- 手洗いをしっかりする
- 発症した人はもちろん、家族もマスクをする
インフルエンザの場合は、普通の洗剤で除菌できるので、洗濯物を別にしたりする必要はありません。
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未成年者はひとりにしないこと
子どもはインフルエンザによって異常行動を起こす可能性があるので、ひとりにせず注意ぶかく看病することが大切です。
- 突然走り出す
- 興奮状態になり意味のわからないことを言う
- 外、ベランダに出ようとする
- うろうろと歩き回り、話しかけても反応しないなど・・・
最悪の場合、転落事故などで命を落としてしまうこともあります。
「タミフル服用後の異常行動」として記憶している方も多いかもしれませんが、服用していなくても異常行動が起きる場合があり、服用していないから大丈夫だろうとひとりにするのは危険です。
異常行動が見られた場合は、脳症の可能性もありますからすぐに医療機関に連絡しましょう。
家族が発症したら、マスクは必須!
家族が発症したら、他の家族はまだ発症していないだけでウイルスを持つ感染者である可能性が高いです。
例えば、上の子がインフルエンザと診断された時に、下の子はまだ発症していないけどウイルスを持っているかもしれないから学校や幼稚園を休ませた方がいいのかと悩んだことはありませんか?
特に症状が現われていなければ、マスクを着用のうえ登校してOKというところが多いようです。
学校・園によっても対応が違うかもしれないので、迷ったら学校に問い合わせてみるといいですよ。
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