人気ナンバーワンの夏野菜の美味しいトマトの育て方


家庭菜園では人気ナンバーワンの夏野菜のトマト。畑で真っ赤になるまで熟したトマトは甘くてみずみずしく美味しさ抜群です。

目次

トマトってどうやって育てるの?

トマトの育て方ポイント

まずはトマトを知りましょう

家庭菜園では人気ナンバーワンの夏野菜のトマト。畑で真っ赤になるまで熟したトマトは甘くてみずみずしく美味しさ抜群です。

品種も豊富で生食用、調理用があり。果実の大きさでは大玉、中玉、ミニトマトがあります。
苗から育てるのが効率的で耐病性がある接木苗がお勧めです。
園芸店やホームセンターにもたくさんの品種がおいてありますので、お好みの品種を選びましょう。

トマトは日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。一株が大きく育ちますので株間は広めが良いです。
ニラと混植すると、ニラの根からでる物質がトマトの土壌病害を防いでくれます。

3トマト

さあ!いよいよトマトを育ててみましょう。

トマトの苗が用意できたら植えてみましょう。

植え付け時期や植え方

植え付けは暖かくなる4月~5月が適しています。
畑の場合、泥はねによる病害虫発生の予防に苗のまわりに敷き藁をしたり、黒いマルチと呼ばれる園芸用のビニールをかけるといいでしょう。
苗を植える場所が決まったら土にスコップで苗が入るほどの穴を掘り、水と肥料をたっぷりあげましょう。水が土に浸透したら苗を置き、土をかぶせていきます。両手で茎の根元の土をしっかり押さえ、上から水をたっぷりあげます。

苗が小さいうちは仮支柱をします。風にあおられると茎が折れたりしてしまいますので支柱と茎を麻紐で8の字に結び固定します。苗が活着して草丈が伸びてきたら合掌式の本支柱を立てます。支柱に枝が沿うように誘引し、所々麻紐で結びます。

トマトは実にたっぷりと栄養がいくように先端を除いたすべてのわき芽をできるだけ早めにとります。手でポキっと折とると傷口が小さくてすみ、回復も早いです。

株元はあけ畝全体が隠れるくらいに藁を敷き詰めます。果実が実ってくると重さで支柱が倒れないように時折調整するといいでしょう。

花が5~6段ついたら、最後の花房の上に葉を2枚残し先端部分を摘み取ります。これを摘心といいます。
長期間次々と実がなりますので追肥も忘れず行いましょう。第一花房の実が500円玉くらになったら肥料を一株につき一握り株にかからないように施します。その後は2~3週間に1回のペースで施します。

トマト

待ちに待った美味しいトマトの収穫

トマトの花は開花後45~50日で実が赤くなります。

実が真っ赤になると収穫です。

花が下の段からつくので実も下の段から色づきます。果実の肩の部分まで赤くなったころに花梗の節で折りとります。ほかの実を傷つけないよう、収穫した実の花梗はヘタの付け根まで切り詰めてからカゴなどに入れます。
ひとつの果房の実をすべて収穫したら、収穫した果房より下についている葉はすべて根元から切り取ります。この下葉の処理を繰り返すのが長期間収穫するコツです。

美味しく安全な実を食べるために、農薬はなるべく使いたくないものです。トマトで注意したい病害虫は尻腐れ病と灰色かび病です。根の発達が悪く吸水する養分のバランスが壊れると尻枯れ病にかかりやすくなります。
多湿や風通しが悪いと灰色かび病にかかりやすくなります。どちらも未然に防げる病気ですので日々、葉や茎の状態を観察しておきましょう。

最後にトマトは水をあまりやらなくてもいい。むしろその方が糖度があがると思われがちですがどうでしょう。
日本の雨は酸性雨と言われています。アルカリ性のトマトが酸性雨を浴びると酸性になってしまいますので味が落ちてしまいます。ですから支柱とビニールを使ってハウスのような屋根を作り実に雨を当てないようにし、根元に適度な水やりをしてあげるとびっくりするくらい甘いトマトがなります。

トマト1

夏の暑いときにキンキンに冷やしたトマトは格別です。
比較的育てやすいトマトの栽培にぜひチャレンジしてみましょう!

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