なすを美味しく育てる方法!初心者でも簡単おすすめ!

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夏の定番野菜。ナスはポリフェノールたっぷり!

初心者にもおすすめの夏の定番野菜といえばナスです。
漬け物によし、煮てよし、焼いてよしと料理の幅も広いおなじみの夏野菜です。
油との相性が良く、どんな味付けにも馴染みます。

ナスの苗を植えるときのポイント

苗は耐病性のある接ぎ木がおすすめです。一株で100個ぐらい実がつき、初夏から秋まで長期間収穫を楽しめます。生育適温は昼温25~30度、夜温20度です。十分暖かくなってから日当たりの良い場所を選び植えましょう。

ニラと混植して土壌病害を予防します。

無農薬でも比較的育てやすいですが、ナスの苗を両側からニラの苗ではさみ、ニラの根がナスの根を包むようなイメージで植えます。
植え付け後は風で倒れないようにしっかりした短い仮支柱を斜めに差し込んで苗の茎を麻紐で8の字に結びます。2株以上植える場合は株間は60cmほど広めにとりましょう。さらに2~3週間して株がしっかりし、草丈が伸びてきたら仮支柱をとり、本支柱をします。使用する支柱は太くて丈夫な長さ2mほどのものを3本用意し、地上50cmくらいで交差するようにたてて交差したところを縛ります。

なす2 (800x800)

本支柱ができたらわき芽をとりましょう。

ナスは本来の主枝と第1花のすぐしたのわき芽、さらにその下のわき芽の2本を主枝として伸ばし3本仕立てにします。この主枝より下のわき芽は摘み取りましょう。3本の主枝は均等に日が当たるよう上から見て同じくらいの間隔に枝を広げます。風で葉や枝や実がこすれると傷つきやすいので、しっかり支柱に結束し誘引します。

ナスの病害虫対策と追肥のコツ。

芽かきや敷きワラで病害虫を防ぐ

ナスの長期間収穫するコツは、主枝の誘引に加え、主枝からでるわき芽を摘心します。風通しと日当たりをよくすることで病害虫も少なくなり、健やかな株の状態を維持することができます。ナスによく見られる病害虫はナスノミハムシです。小さなハムシですが大発生すると葉が葉脈だけになるほど食べつくされてしまいます。日ごろからよく観察し早めに見つけて捕殺しましょう。

追肥のタイミング

植え付け後30日くらいで収穫が始まりますが、最初は株を大きく育てるために、実は小さいうちに収穫します。
夕方の涼しいときに、果梗の太くなった部分で切り取ります。長期間次々と実がなりますので、実がつきだしたら
追肥をします。肥料を一株にひとにぎりほど通路にまいて土と混ぜます。
肥料ぎれすると株が早く傷み、葉色が悪くなったり、生長部が細くなったりしますので注意しましょう。

なす3 (800x800)

ナスの収穫は長期間楽しめます。

1番果を収穫したときに、3本目の主枝より下の葉を摘み取り風通しをよくしておきましょう。
実が15~20cmほどになり、つややかに色づいたら果梗が太くなった部分を切って収穫します。ナスは茎や根が強健で長期栽培に耐えられる野菜です。乾燥にはとても弱いので夏場は土の表面が乾燥してきたら十分に水やりをしましょう。

ナスの栄養価は?

ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル成分や食物繊維などがバランスよく含まれています。ナスの皮には色素アントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれていますのでとても万能な夏野菜です。初心者にも育てやすく、美味しくて栄養満点なナスの栽培にぜひチャレンジしてみましょう!

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