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香り高いシュンギク
シュンギクは比較的作りやすく、タネまきから2カ月で収穫が始まる、初心者の方にも育てやすい野菜です。一度タネをまけば、長期間収穫できます。
シュンギクの育て方のポイント
シュンギクは秋まきがおすすめ
シュンギクは気温が15~20度のころによく育ちますので、春と秋に良質のものがつくれます。特に秋まきは、はじめてでも失敗なくできます。春まきは日が長くなって気温が高くなると生長が止まり、とう立ちしやすくなるため、早め早めの収穫が必要になり、秋まきよりはやや難しくなります。
シュンギクのタネまき
秋まきは9月、春まきは3~4月に、幅60センチの畝に、2列にすじまきをするか、株間を15cmほどあけて点まきにします。
点まきの場合、畝に深さ1cmほどの浅い穴を15cm間隔に2列あけ、1か所4~5粒ずつタネをまきます。薄く覆土して軽く押さえ、水やりをします。
好光性種子なので覆土は薄く、タネが見え隠れする程度にするのがポイントです。
シュンギクは間引きながら育てる
10日ほどで発芽がそろってきます。本葉一枚のときに2本に、草丈10cmまでに1か所1本に間引きます。育ちが悪いものを株元からハサミで切り取ります。
発芽後は10度以上が必要で、晩秋や早春にタネまきをした場合はトンネルをかけます。冬は、ビニールトンネルや不織布で保護したり、株元にワラをしいてあげましょう。
シュンギクの肥料の与え方
本葉が4~5枚、草丈が10cmくらいに伸びたころに、ぼかし肥料を1mあたり20グラムほど追肥します。条間を軽く耕し、株元にしっかり土寄せを施しましょう。生長する時期なので水やりもしっかり行いましょう。
シュンギクの収穫
秋まきはタネまき後40~50日で収穫期に入ります。春まきでは本葉7~8枚、草丈20cmくらいになったら株ごと抜き取ります。
秋まきの場合は摘み取り収穫をして長く楽しみましょう。
本葉が10枚くらいになったら下葉を4枚残して、ハサミできりとり、残した茎からでるわき芽は下葉2枚を残して切り取ります。
摘み取り収穫をすると、どんどんわき芽がでてきて、長く収穫できるのです。
シュンギクの病害虫
アブラムシ、ハダニの被害を受けやすいです。忌避剤で予防します。
ヨトウムシがでてきたら、なるべく幼齢のうちに対処し、見つけ次第補殺します。
シュンギクの栄養価
美容効果も期待できるシュンギクの栄養価
シュンギクにはカロテン、ビタミン、鉄分、カルシウムがなどの栄養素が含まれています。なかでもカリウムが豊富で高血圧にとても効果的な野菜です。貧血防止に効果的な葉酸や、骨を丈夫にするカルシウム、風邪やガンの予防、シミそばかすのお肌トラブル防止にも効果的なビタミンC、さらには水素性食物繊維も豊富で女性の美容効果も多いに期待できます。
栄養たっぷりなシュンギクは、初心者の方でも育てやすいので家庭菜園にはもってこいの野菜ですね。