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未熟な豆を食べるのがエダマメ
エダマメは未熟な豆を食べます。とりたてほど甘みが強くおいしいので収穫したらすぐにゆでて食べましょう。
さっとゆでて塩を軽くふって食べるのがいちばんですが、豆ご飯や書きあげなどでもおいしくいただけます。
エダマメ栽培のポイント
タネ選びが重要
エダマメには多くの品種があります。早まきには早生種、遅まきには中生・晩生種を選びましょう。多くの品種は早生種で夏の長日条件でもよく開花して実になりますが、中生、晩生の品種は短日でないと開花や結実が悪くなります。
4月~5月上旬の早まきには早生種、5月中旬~6月中旬ごろにタネをまく場合は中生、晩生の品種を選びます。
エダマメのタネまき後、鳥の食害に注意
タネまき適期は4月~6月で、時期をずらしてまくと長く収穫が楽しめます。
タネをまくとすぐに鳥が見つけて食べてしまうことが多いので、芽が出るまでネットで覆って食害対策をしましょう。
元肥を入れてよく畑を耕しておくことが大切で、しっかり土づくりがされていれば追肥は不要です。根に根粒菌がつくので、窒素肥料は控えた方がよいです。
タネまき~間引き
幅40cmくらいの畝に深さ3センチほどのまき穴をあけ、1か所に3~4粒ずつタネをまき、2cmほど覆土して鎮圧し、水やりをします。
1週間から10日ほどで発芽がそろいますので、本葉1枚のときに2本に間引きます。
細いものと徒長しているものを株元からハサミで切ります。
時期を逃がさないように注意することが重要です。
同時に子葉が少し隠れるくらいまで土寄せをして倒伏を防ぎましょう。
開花と土寄せ
花が咲くころに乾燥させると実がつきませんので、水やりにも注意が必要です。
もし、雨が降らないようなら、乾燥しないようにしっかりと水やりをします。
草丈が20~30cmほどになったら中耕と土寄せをし、倒伏を防ぎます。このとき乾燥防止のために、ワラなどでマルチングをするのも効果的です。
エダマメ収穫のコツ
草丈20cmほど、早生種の場合はタネまきから80日くらいが収穫の目安です。
全体の実入りを見て、マメがやわらかいうちに株元から抜き取ると、ハサミで切り取って収穫します。
エダマメの病害虫
カメムシに注意
比較的育てやすい野菜ですが、開花期以降はカメムシがつきやすいので、見つけた場合は早めに取り除きましょう。カメムシが酷い場合はネットをかけて対策をしましょう。
エダマメの栄養価
畑の肉と呼ばれるほどタンパク質が豊富
大豆には畑の肉!と呼ばれるほどタンパク質が豊富に含まれています。もちろんエダマメも同様です。さらにメチオニンと呼ばれる成分が含まれていてビタミンB1、ビタミンCが豊富です。飲みすぎや二日酔いに効果的ですので、ビールのおともにエダマメは最適な組み合わせと言えます。
またカリウムや鉄分も豊富ですので、高血圧や貧血にも効果が期待できる野菜です。
スーパーで気軽に買えるエダマメですが、採れたて新鮮なものは家庭菜園の醍醐味です。今年からは自分で育ててみてはいかがでしょうか。