あの映画「バイオハザードシリーズ」が、タイトル通りファイナル!となればしっかりと最後を見届けたい作品です。15年間6作のストーリーの顛末もさることながら、ミラ・ジョボビッチの代表作だっただけに、この作品以降はどうするんだろう、と勝手な心配も募ります。
というのも、彼女が出演する他の映画はいろいろありますが、このシリーズの印象が強すぎて、他の出演作で良かったと思うものが思いつきません。
今回も、不死身の戦闘女子は期待を裏切らず、ヒドイ連中を相手に戦い抜いてくれます。ただでさえ手加減しない凶悪な連中に加えて、地球人口のほとんどがゾンビ化し彼女を狙います。いったい、1人の女に何人(得体の知れないアンデッド生物も含む)でかかっているんだ!と言いたくなります。
- 製作:2016年
- 日本公開:2016年12月23日
- 上映時間:107分
- ジャンル: アクション/ホラー/SF
- 映倫区分: PG12
- 公式サイト:http://www.biohazard6.jp/
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シリーズならではクレアと再会
地球は汚染され尽くし、見る影もなく荒廃した都市が画面いっぱいに広がり動いているのはゾンビだけ。その地球を救うために、悪徳企業アンブレラ社に“ほぼ”1人で立ち向かうアリス(ミラ・ジョボビッチ)ですが、今回は地球上のわずかな生き残りの中に、かつての盟友クレア(アリ・ラーター)と久々に再会します。
クレアは、このシリーズの3作目、4作目で登場していますが、アリスに負けず劣らず難敵を相手に戦い、アリスを助けます。また、今回生き残りの女戦士コバルト役でローラ(そうです!あの日本のローラが請われてハリウッド進出?)もいて、話題作りにひと役買っています。
絶叫音に思わず椅子に沈む体
アリスの敵はアンブレラ社だけではありません。アンデッド軍団といわれ、汚染された地球で死に切れずに獲物を探すゾンビ達です。犬や鳥が獣化した得体の知れない生物も突如現れアリスに襲いかかります。シリーズの初期に登場した、ドーベルマンのゾンビ化したケルベロスもバージョンアップし健在でした。
突如として現れる獣たちがわめき散らす絶叫音は、大音響システムの効いた映画館の中で聞くと椅子の背もたれに身を沈めてしまうほど強烈です。満身創痍になりながら、襲われても襲われても立ち上がるアリス、このタフネスが人気シリーズの原点です。
エンドロールも気になるが別シリーズも期待
この人気シリーズを引っ張ってきたもう1つの理由は、アリス自身のルーツです。子供時代の記憶がないことで、自分がもしかしたらクローンではないのだろうかと、アリスはずっと疑問を持っていました。その謎が最後に解けます。アンブレラ社の創業者の娘であるアリシア・マーカスが現れ、映画の終盤ではもう1人のアリスと出会うことができます。
さて、アリスは数千人しか残っていない地球を救うことができたのでしょうか?同時に気になるのが、本当にこのシリーズはこれを最後に終わってしまうのだろうか、ということ。エンドロール後のセリフも不気味で意味深です。ミラ・ジョボビッチとは違う主演映画で再会したい気がします・・・。
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