【今からでも間に合う!】本気で仕事をしたい人のための「マインドフルネス」導入編

なやみ

2014年11月6日、木曜日の朝、NHKのニュースを何気なく見ていたら、こんな話が出てきました。
「マインドフルネス」という、瞑想にも、禅にも似たものです。

「マインドフルネス」は、仏教の教えが元にあり、英語版のWikipediaには下記のような解説があります。

マインドフルネスは、(特に、今という瞬間の)物事の本質に対する気づきであり、
迷いへの解毒剤であり、ある種の「力」であると考えられている。
こうした能力が特に力を発揮するのは、今起きていることに対する明確な理解と相まった時である。

 
 
禅というと、日本人は、座禅を連想すると思います。
座禅って一体何をやっているんでしょう?
禅というと、スティーブ・ジョブズも大好きでした。

更に、昔読んだ「もう怒らない」という本にも、自分の一挙手一投足に意識を集中させるという、同じような内容が書いてありました。

どんな風に役に立つのでしょうか?

目次

マインドフルネス(Mindfulness)をやると、どうなるか?

1.新しいことを想像することが出来ます

「どうしても〇〇は、こうあるべき」という「べき論」、潜入概念にどうしても惑わされがちですよ。
でも、物事の本質を注意深く見ることで、新しい側面・特徴の発見ができます。
例えば、「レンガ=建材」という潜入概念から開放され、ブックエンドやドアストッパーなどの他の用途を見出すことができる様になります。

2.新しい情報を、色眼鏡を掛けずに受け入れ、いろいろな視点から捉えることが出来ます

自分の育った家、地域のおでんの具ってどんなものでした?
場所によって、家によって、違っているのです。
その違いを受けれるのは、ある意味難しいことです。
自分のやり方にこだわりすぎることで、パートナーと喧嘩になることもあるでしょう。
でも、相手の視点を尊重して受け入れられることが出来るようになります。

3.結果だけでなく、プロセス(過程)を大切にする事が出来ます

マインドフルネスな心持ちだと、ひとつひとつの過程・ステップに集中することになるので、結果を心配する余地がなくなります。

4.記憶力と学力を上げることが出来ます

上記と同じように、勉強に集中することで、学力を上げる事が出来るようになります。
集中して勉強・仕事をしたことのある人なら、この快感はご存知ですね。

5.健康な食生活を送ることが出来ます

マインドフルネスの食事法では、一口一口をゆっくり噛んでじっくりと味わうことが推奨されいてます。
ゆっくり食事をすることで、結果的にカロリーの摂取量は減ります。
よく咀嚼して食べるので、結果的に胃腸にも、身体にもいい影響をもたらします。

6.決断力が向上します

マインドフルネスの瞑想を実施した人は、先の見込みの無い仕事や交際にしがみつかないという傾向が確認されました。

7.ストレスが減り、健康的な生活が出来ます

ガン・心臓病などの疾患が改善されました。
(専門誌『Journal of Psychosomatic Research』より)。

8.免疫力が上がり、脳に良い影響を与えることが出来ます

マインドフルネス瞑想をやった人に、脳の活動の変化が認めました。
また、不安やうつ病が軽くなったり、人を思いやる気持ちが持てたなどの効果も認められれいます。
(専門誌『Psychosomatic Medicine』)

なんて良いことずくめなんでしょう!

マインドフルネス(Mindfulness)って何?

単語をバラバラにして考えてみましょう。

マインドフルネス(Mindfulness)は、日本語にすると、自覚・集中・覚醒・気付きという精神状態・行為です。
Mindは「心・精神」、fulは「いっぱいの」、nessは形容詞を名刺にするための接尾語です(例:kindness, tiredness)。

逆は、マインドレスネス(Mindlessness)で、思慮のないこと、注意散漫、集中力がない、ぼんやり、などの精神状態・行為です。
lessは「ない」という意味です。(例:ホームレス)

簡単に言えば、その一瞬に全神経を集中させることです。

マインドフルネスを実践するには?

なんに集中させるのか?
自分自身(Mind)にです。

仏教の禅で行う、座禅も同じです。
瞑想も同じです。

大学生にマインドフルネスの訓練をした時の6つのステップ、マインドフルネス瞑想の手順をご紹介します。

背筋を伸ばして座り、足を組んで、視線を下に向けます。

自然に浮かんでくる思いと、人為的な考えとを区別します。

繰り返し過去を思い出したり、未来への不安で気が散るようなら、それを最小限に抑えるために、こう考え直してみます。
「過去も未来も、現在の私の心の中の想像にすぎない」。

瞑想中は、ちょうど船の「錨」のように、呼吸が集中をつなぎ止めてくれます。

息を吐くたびにひとつ数を数え、21まで数えたらまた1に戻ります。

思いが浮かんでくるのを無理に抑えようとせず、心を自然に任せます。

これは、脳のエクササイズとも言えます。

この手順を毎日の習慣の1つに組み込むと長続きします。(お風呂、犬の散歩など)

マルチタスクとは、真逆な思想ですね。
気が散るツールは、世の中に五万とあります。
だからこと、研ぎ澄ます時間を持つことは有益になるのです。

マインドフルネスを知ったら

そんなわけで、精神科だけではなく、医療分野でも注目されてきています。

でも、いつもいつも集中していては疲れます。

「中道」の教えを説いたブッダであれば、マインドルネスとマインドスネスを行ったり来たりするのが、大事だと言ったかもしれません。

自分の中でちょうどいいバランスを見つけることが、自分の身体にも、心にも、いいはずです。

参考サイト

参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
記憶力や免疫力をも上げる? 「マインドフルネス」とは結局何なのか
きっとジョブズも考えた 座禅を体験してみた

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