子どもにゲーム機を買って欲しいとせがまれ、「ついにこの時が来たか・・・」「買うべきか買わないべきか」悩んでるご家庭も多いと思います。
携帯ゲーム機を持ち寄り、公園の片隅で子どもたちがゲーム画面に夢中になっているのも異様な光景で、自分の子もああなってしまうのではないかと不安になりますよね。
しかし、友達がみんな持っていると言われると、仲間はずれになるのはかわいそうだと買ってあげたくなるのも親です。
私たち親世代が子どもの頃とは違い、ゲーム機から子どもを遠ざけるのはなかなか難しい環境。
「ゲーム機を持っていない友達と遊べばいい」とはいっても、小学生ともなると持っていない子を探すのが難しいレベルです。
目次
ゲームが子どもに与える影響って?
ゲームのメリット
- 友達とのコミュニケーションツールになる
- 知育ソフトも豊富
- ゲームから興味が沸き、勉強に役立つこともある(歴史など)
- 脳・反射神経・動体視力のトレーニングになる
- 達成感を味わえる
ゲームのデメリット
- 中毒性がある
- ソフトの貸し借りでトラブルになることがある
- 現実とフィクションの世界の区別がつかなくなる子もいる
また、ゲーム機を持っていないことで・・・
- 友達の輪に入れないこともある
- よその家でゲーム機を独占するなど迷惑をかけている可能性がある
ゲーム機を買い与える時にはルールを決めよう
ゲーム機を買う派 VS 買わない派、育児の掲示板でもたくさんの意見が交わされています。
買い与えた派のアドバイスとして多いのは、買い与える前にルールをしっかりと決めるとともに、約束が守れなかった時のペナルティも決めておくことが大事だということ。
- やるべきこと(宿題など)をやってから
- 1日1時間まで
- 外には持ち出し禁止(家族ででかける際も)
- 友達とソフトの貸し借りをしない
- 携帯ゲーム機で遊ぶのはリビングのみ
- ソフトを買うのは誕生日(クリスマス)のみ、または自分のお小遣いをためて。
遊ぶ時間に関しては、時間で制限せず、親が「やめなさい」と言ったら必ずやめる・・・というご家庭もあるようで、良いアイデアだなと感じました。
ゲーム機を買い与えるのに適した年齢は?
これは、各家庭の判断だとおもいます。
本人が欲しいと言いだした時、小学校の入学祝いで買い与える家庭が多いようです。
子どもがどんなゲームをしているか把握しよう
小学校高学年の児童に「人は死んでも生き返ると思うか?」というアンケートを行ったところ三分の一が「人は死んでも生き返る」と答えたという結果が産経新聞に掲載されたことがあります。
その理由として、「核家族化でお年寄りが家にいなくなった」こと以外に、「ゲームの主人公は死んでもリセットすればまた生き返る」ことが影響していると書かれていました。
武器を持って戦うような暴力的なゲームで攻撃的な性格になるという人もいます。
その一方で、ゲームの主人公が生き返ることは失敗してもやり直せることを、暴力的なゲームは、闘争本能の欲求を満たし現実で暴力を振るわずにすむといった見方をする専門家もいます。
しかし、これはゲームだけでなくアニメや映画や小説だって同じ。
ゲームの世界(フィクション)だということを教える、現実でしてもいいこと、してはいけないことを教える、ゲームソフトを買うときはしっかり内容を確認することが大事です。
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ゲームは悪?
寝る時間を削ってまでゲームをする・・・ゲームばかりして宿題をしない・・・もちろん困ったことですが、なにもゲームに限ったことではありませんよね。
ゲーム以外の趣味、読書だって、音楽だって子どもは好きなことには時間を忘れてのめり込んでしまいます。
日本では、テレビ、漫画、ゲームがとかく悪者にされがち。
「ゲーム脳」という言葉もあり、ゲームは悪影響しかないという考えの人も多くいます。
ゲーム脳とは、森昭雄氏の著書「ゲーム脳の恐怖」の中の造語です。
「ゲームをやってる人の脳は、認知症の患者と同じ状態になっている」という仮説によるものなのですが、様々な研究者などから批判され科学的根拠は乏しいといわれています。
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親も一緒に楽しもう
ゲーム機を買い与えなくても、友達に貸してもらったり、そのうちスマホやパソコンでゲームをするようになるでしょう。
それならば、親の目が届く子供のうちにゲームを体験させ、ゲームの良いところ悪いところを教えていくことが大事なのではないでしょうか。
これはパソコンでもスマホでも言えることですが、親が使い方やメリット・デメリットをわかっていないと本当の危険が見えてきません。
私は子どもたちとDSでポケモン対戦したり、どうぶつの森で一緒に暮らしたりと、子どもと一緒になってゲームを楽しんできました。
わからないときは、子どもに教えてもらったり助けてもらったり・・・子どもは目をキラキラさせて得意気に教えてくれますし、共通の趣味は会話も増えて楽しいのでオススメですよ。
今や高校生、中学生になった息子たちとの関係も良好で、学校のこと、友達のこと、恋のことなどもよく話してくれます。
子どもたちが好きなゲームを否定せず、一緒に楽しんできたおかげかもと感じています。
我が家にとっては、ゲーム=悪でなかったことは確かです。
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著者である浜村 弘一さんと息子さんが、ゲームを共通のコミュニケーションツールとして過ごしてきた日々を綴った本。
子供がゲームを通して成長していく姿が書かれています。
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