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テレビ禁止はやりすぎ?幼稚園児・小学生とテレビの付き合い方

子どものテレビ視聴に悩んでいるご家庭も多いと思います。

視力が悪くなる、切れやすくなる、運動不足が体力低下を招く、夜遅くまでテレビを見て睡眠不足になる、テレビで見たことをすぐに真似する・・・確かに心配ですよね。

しかし、本当にテレビは、悪影響しかないのでしょうか?

幼稚園児・小学生とテレビの上手な付き合い方について考えてみましょう。

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テレビは見せないのではなく、どう見るかが大事

テレビを見せないといった極端な教育は、親も子も続けるのはなかなか大変です。
テレビをどのように見るか、見せるかで、子どもに与える影響は良くも悪くもなるといいます。

テレビを見るルールを決める

ルール

  • テレビは1日△時間まで(1週間に○時間まで)
  • テレビはやるべきこと(宿題など)が済んでから。終わらない時は録画しておいて終わってから見せる。
  • 見たい番組をあらかじめ選び、見終わったらすぐに消す
  • 食事中は消す
  • 寝る1時間前は見ない(質の良い睡眠をとるため)

など、もう既にきちんとルールを決めているご家庭も多いことと思います。
親が押しつけたルールでは不満しか出ないので、ルール自体を子どもに決めさせるのもオススメですよ。

テレビを一緒に見る機会を増やす

家族 テレビ

ある程度、親が見る番組を選択してあげることも必要です。

暴力的な番組や、 深夜番組など明らかに子供に良くない番組は、見せるべきではないでしょう。

しかし、気をつけていてもバラエティ番組やドラマなどで子どもにとってよくないなと思う場面が出てくることもあります。

その時は、「お母さんはこういうのは嫌いだから真似しないで欲しい」「これは良くないと思う」と教えてあげればいいんです。

臭い物に蓋をするように、なんでもかんでも隠してしまっては、かえって良いこと悪いことが学べない気がします。

一緒に見て「ここの場面、どう思った?」などテレビの感想を聞くのもオススメです。
思い出して自分の感想をまとめて意見を言う練習になり、授業でも役に立つと思います。

我が家のテレビはオススメ

クラシック、ロック、ジャズ、歌謡曲、民族音楽などから、名曲を紹介してくれる教育テレビ(Eテレ)の子どもむけ音楽番組です。

ストーリー仕立てで、その曲の構造や音楽的要素をわかりやすく説明してくれ、子どもだけでなく大人も楽しめますよ。

テレビ禁止はよくない

ルールを作っても、なかなか守ってくれない・・・「もういっその事、テレビ禁止にしちゃおうかしら?」という考えは危険です。

テレビを禁止すれば親としては安心ですが、それによって子どもがツライ思いをする可能性があります。

テレビを見ないと孤立してしまう

テレビ禁止 孤立

幼稚園児なら、戦隊ヒーローやヒロインになりきって遊ぶのが好きですよね。

子どもたちは、流行のお笑い芸人のネタで、盛り上がることも多いでしょう。

テレビを禁止されている子は、その輪に入れず自然と孤立してしまう可能性があります。

人気のあるテレビ番組は次の日、そのまま子どもたちの話題になることも多いです。

話題についていけず、そのうち会話にさえ入れてくれなくなるかもしれません。

テレビ禁止令で、親子のコミニュケーションの時間が増えても、裏では友達とのコミニュケーションがとれなくなるという事態が発生しているかもしれません。

親の見えないところで・・・

どうしても友達の輪に入りたくて、こっそりと見るようになる子もいるようです。

友達の家に入り浸って録画した番組を見せてもらう、友達そっちのけでテレビにかじりつくなど、親の見えない所で迷惑をかけている可能性もあります。

親には「見てない」と嘘を付くのが慣れっこになり、親の見えない所で隠れて物事をするのが上手くなってしまうかも・・・

汚い言葉を覚えさせたくないからとテレビを制限しても、あまり意味はないかもしれません。
幼稚園・小学校に行けば友達の影響でたくさん覚えてきては得意げに披露までして色んな意味で驚かされますよ。

テレビを見ない反動

反動

テレビ禁止で育った子どもは、大人になってから爆発してしまうこともあるようです。

性格にもよりますが、子ども時代の反動で異様に執着するようになる人も少なくありません。

【テレビ禁止で育った人の体験談】

私もドリフネタとかピンクレディとか聖子ちゃんとか全然わからなくて思い出話になると全くついて行けない。毒親を持つと一生付いて回る悲しみ。

成人した後、「実家に寄り付かない」子どもになりました。親には感謝していますが、信頼はしていません。

 

テレビはメリットもたくさんある

好きなテレビ番組や、アイドルが、お友達と仲良くなるきっかけを作ってくれることもありますよね。
テレビがコミュニケーションツールの役割を果たしているといえます。

テレビから、新しい発見があることも多いですね。
現実では気軽に体験できないこともテレビは見せてくれます。

子どもにとって文字や写真だけでは理解することが難しい事柄も、音声と映像でわかりやすく紹介してくれますね。

テレビを見て興味が沸き、趣味や将来の夢になることだってあります。

ドラマや映画を見て感動したり、考えさせられる番組もあるでしょう。

塾に習い事にと忙しい時間を過ごしている子にとって、テレビをボーッと見る時間は息抜きやストレス解消になっていることもあります。

テレビは必ずしも「悪」ではない

スマホ 動画

今は、テレビを禁止しても、ゲーム機からそれこそ子どもに悪影響しかないであろう動画も見ることもできます。

小学生になれば、パソコンを使いこなせるようになりますし、早い子はスマホを持つようになります。

有害サイトから子どもを守るフィルタリングも万全ではありません。

テレビだと、何を見ているか親もわかりますが、ゲーム機やスマホだと何の動画を見ているのか全てを把握するのは困難です。

と、考えるとある程度、規制がかかっているテレビの方が安全という考え方もできるのではないでしょうか。