こどもが歯磨きしなくても虫歯にならない方法!虫歯菌ゼロへ
目次
日本人は歯磨きしすぎ?!
あなたは、一日何回歯磨きをしますか?
夜磨いて、朝磨いて、昼もオフィスで食後に歯磨きしていれば1日3回になります。
日本人の平均の歯みがき回数は、1日に2.3~2.4回。
1日に2~3回磨いていることになります。
日本人はまじめです。
ところが、フィンランドでは、歯みがきの回数が1日平均0.9回なのです。
フィンランドの人の歯磨きは、1日1回以下。
でも、フィンランドでは今、ほとんど虫歯がないんです。
なぜか?
「マイナス1歳の予防」をしているからです。
フィンランドは、世界に名だたる虫歯の予防大国なのです。
歯磨きをしなくても虫歯にならない方法がある?!
「マイナス1歳の予防」をすれば極端に言うと、「歯みがきしなくても虫歯にならない」のです。
そんな都合のいい話、あるのでしょうか?
でも実際に、あまり歯みがきをしなくても、虫歯にならない人っています。
反対に、一生懸命みがいても虫歯になる人もいます。
どうしてでしょうか?
その答えは・・・3歳までにお父さんとお母さんの虫歯の菌を徹底的に除去すれば、生涯虫歯になりにくい
虫歯の原因ってどんなものが思い当たりますか?
●甘いもののとりすぎ
●不完全な歯磨き
それもそうなのです。
でも、本当の虫歯の元は一体何なんでしょうか?
虫歯の元は、虫歯の菌です。
その虫歯菌が口の中にいなければ、虫歯菌のえさになる甘いものや歯垢があっても、虫歯にならないのです。
ではその虫歯菌は、どうやって感染するのでしょうか?
母子感染・父子感染なのです。
虫歯は、風邪と同じ「感染症」です。
風邪と違うのは、感染ルートが「飛沫感染」ではなく「接触感染」だということです。
さらに、虫歯菌が口の中で定着する期間があるをご存知ですか?
生まれて半年から2歳8ヶ月までに、虫歯の菌が定着すると言われています。
「もう、子供が生まれているのに、どうしよう・・・。」
大丈夫です。
生まれてからでも、2歳くらいまでなら間に合います。
では、具体的にどうすればいい?
お父さんお母さんの虫歯菌を、徹底的に「除菌」します。
具体的には、口の中の菌の検査をして、それにあった薬の入った歯磨き粉で磨く、または薬を内服します。
虫歯菌を飲み薬で治すなんて、ピンときません。
でも虫歯菌は、風邪と同じれっきとした「感染症」。
風邪と同じように、薬で治すことができるのです。
ちゃんと予防すれば、虫歯になる確率が7分の1になります。
3歳までに除菌すれば、ゼロに近くなるというから驚きです。
これはすごいことです!
ちなみに、虫歯は「移る病気」なので回し飲みや箸の使いまわしはNGです。
フィンランドも、30年前には虫歯の状況は日本と同じだった
では、フィンランドでは昔から虫歯予防をしていたのでしょうか?
いいえ、違います。
30年前は、日本と同じ状況でした。
ですので国が、国家予算の3分の1を使い「歯医者さんを変えていく」政策をとりました。
虫歯になったら歯医者さんは点数(診療報酬)が減るシステムをとっています。
「歯医者さんの管理が悪い」ということになってしまうのです。
その結果、今は「虫歯のない国」になっています。
女性がお腹に新しい生命を宿した時から、徹底的に口の環境を整え始めます。
つまり、フィンランドでは、生まれる前から予防に取り組んでいるのです。
それが「マイナス1歳の予防」と言われる所以です。
結果、80歳で残っている歯の平均本数は、フィンランドでの約25本、日本では約6本。(成人の歯は全部で28本)
論より証拠、日本人より残る歯の数が多いということが、すべてを物語っています。
歯が25本以上ある人と、歯が全くない人では、疾病率(特に生活習慣病)は6倍になるといわれています。
除菌をするためには、口の中にいる菌の検査をします。
そうすれば、どんな薬を使うかが割り出せる、つまり、いつでも対処できる武器を手に入れる事になります。
虫歯の除菌ができる歯医者さんで、ぜひ検索してみてください。