9マスメモの利用法の2回目です。
例4 何から始めたらいいのかわからない! ⇒ 放射型で優先順位を決める
やることがたくさんあって、
何から順番にやったらいいのかわからない、
という時にも9マスメモは役に立ちます。
中央のマスに「今日やること」と書いて、
位置や順番を気にせずに思いつくまま
8つのマスを埋めていってください。
例えば…
1週間後の会議に向けたプレゼン資料作成
昨日の営業報告書
部下からの相談ごとにのる
明後日の営業のための資料確認
上司の資料承認
飲み会の予約
メーカーとの打合せ日程調整
製造部へのカタログ確認依頼
などが書かれたとしましょう。
これらを比較して優先順位をつけて、数字を振っていきます。
やることが8つ以上になってしまった場合は、
全部洗いだした上で優先順位の高い8つを選んで今日の分を作成します。
余った分は明日以降のストックとして
(「いつかやること」とでも名前をつけて書き留めて)おきましょう。
ひと工夫するならば、一日の労働時間は8時間なので、
原則1マス1時間にしておいて、
それぞれの仕事や作業をどの時間に振り分けるかも記入してみるといいでしょうね。
朝の15分から30分程度で、一日のやることを決めてしまえば、
却って効率的にお仕事をすすめることができます。
例5 もっと細かな項目を管理したい ⇒ 子どもの9マスメモをつくる
サンプル4の項目の中でも
「1週間後の会議に向けたプレゼン資料作成」は
簡単ではありませんよね。
そうした時は、「プレゼン資料作成」を中心にした
新しい9マスメモをつくればいいのです。
関連資料の収集
関連資料の分析
目次作成(プレゼンで話す内容の順番を決める)
表・グラフの作成
上司へのレビュー
競合他社の状況(マーケティング)
導入時の効果
リハーサル(予定時間内で完結できるか)
といった項目が浮かんできました。
「表・グラフの作成」「競合他社の状況」「導入時の効果」など、
より細かな検討が必要な項目は、
その子どもの9マスメモをつくっていけばいいのです。
放射型の9マスメモの利点は、
最初の9マスメモから子どもの9マスメモへ、
また放射状に作成していけることです。
もっとも、メモの枚数が多くなって、
どれがどのメモとリンクするのか、わからなくなってしまわないように、
最初(親)の9マスメモの項目に1~8の番号を振って
子どもの9マスメモは2-1、2-2…、
孫の9マスメモには2-2-1、2-2-2…
のようにリンクできる工夫をしてくださいね。