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とれたてが甘くておいしいタマネギの育て方
タマニギは中央アジア原産の野菜です。明治以降、北海道や関西地方に広まり、全国でつくられるようになりました。
和、洋、中、いずれの料理にも欠かせない野菜で調理法はさまざま。
生食もおすすめですが、貯蔵性があり、一年中食べられる家庭菜園にもおすすめの野菜です。
タマネギ栽培のポイント
無農薬でも育てやすいタマネギ
北海道でh春まきして秋に収穫しますが、その他の地方では秋まきして春に収穫する作り方が一般的です。
苗は園芸店などで秋になるとたくさん出回ります。長さ15~20cm、太さ6~8mmのものが理想的な苗といえます。小さな苗はその後の生育が悪く、大きすぎるととう立ちしやすくなります。
タマネギの畝の作り方と植え付け
幅50cmの畝をつくり、中央に3列植えにします。株間は15cm程度とします。棒などで深さ5cmほどの穴をあけ、苗を1本ずつ差しこんで土を寄せます。苗の下部の白いところが少し地上に出るように、2~2.5cmの深さに植えます。
根が土の上に出ないように押し込み、苗の周りの土をしっかり押さえて鎮圧します。
園芸店にタマネギ用の穴があいた黒いビニールのマルチが売られていますので、マルチを使って植え付けするのもいいでしょう。植えつけ後には水やりは不要です。
タマネギの冬の管理
マルチをしていない場合は降霜期前に、株元にもみ殻をかけ苗が霜柱で持ち上げられるのを防ぎます。霜柱が立ったらその都度、株元を手で押さえるか株元を足で踏みつけ、持ち上げられた根の浮きあがりを直します。
苗が伸びだす前(2月末まで)に、苗の周囲に追肥をして移植ごてや竹棒などで土と混ぜます。
タマネギの収穫のタイミング
球が太り、茎が倒れるまでは収穫しないで待ちます。5~6月ごろには葉が倒れ収穫適期になります。株全体の80%ほどの茎が倒れたら、ひとつずつ引き抜いて収穫します。
収穫後は根についてる泥を落として日陰で乾燥させましょう。貯蔵する場合は風通しの良い軒先につるして保管しておきます。
極早生種を葉タマネギとして利用するなら、4~5月球が肥大し始めたころに収穫していただきます。
注意したいタマネギの病害虫
タマネギバエやタネバエ、アブラムシ、ベト病が出る場合がありますが、病害虫はそれほど多くありませんので比較的育てやすく世話のかからない野菜です。病害虫がでた場合は早期に対処しましょう。
さいごに
多くの野菜が連作不可の中でタマネギの栽培は連作可能です。去年植えた同じ場所でも栽培できます。土質は粘土質の畑が向いていますが、砂地でも育てることができます。
とにかく植え付け苗の大きさがポイントですので、苗を選ぶときは大きくてしっかりしたものを選んで植えつけましょう。
タマネギは家庭になくてはならない食材です。常温保存もできますので、ぜひ栽培したい野菜のひとつですね。