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取引先、上司、家族、どうしても相手に「うん!」と言わせたいとき、あなたならどうする?
仕事でもプライベートでも、いくらでもそういう場面、あります。
そんな時、どんな戦略に出ますか?
実際のところ、戦略もへったくれもなく思うがままに伝えていないでしょうか?
「目的」は、相手に「うん」と言わせること。
そのための「手段」を、ちょっと考えてみませんか?
え?面倒くさい?
たしかにそうですね。
でも、急がば回れ。
実は、その手段を使うことで、目的への近道になるのです。
その実例が、「DJポリス」です。
あの話題になったポリスも実践?!
2013年のワールドカップの際、渋谷の交差点で警察車両の上でマイクを取った「DJポリス」のマイクパフォーマンスを覚えていますか?
「12番目の選手であるサポーターの皆さん、どうか、交通ルール、マナーを守って、フェアプレーできょうの日本代表のW杯出場を喜び合ってください」
前代未聞のトークに、みんな聞き耳を立てていました。
警察官といえば、高圧的なトークが一般的ですが、この寄り添うトークが、そして、民衆の「好き」を確実にとらえたトークが、民衆の耳を傾けさせたのです。
その元ネタを、ご存じですか??
「伝え方が9割」佐々木圭一著
「DJポリス」は、この本を参考にしていたという話があります。
この本には、以下の件(くだり)があります。
と言っても可能性が低いですよね。ですが「相手の好きなこと」を使って誘えば、可能性がぐんと上がります。例えば相手が「イタリア料理が好き」「はじめてのことが好き」であるなら
「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」
と言えば、自分としてはデートのお誘いなのですが、相手からすると自分の好きなことへのオファーなので「イエス」と言われやすくなるわけです。
2.「ノー」を「イエス」に変える7つの切り口のうちの1つ「相手の好きなこと」です。
「4分ほどお待ちいただけますか?」
「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」
ストレートにお願いをするのではなく、相手の「好きなこと」を使うことにより、結果を変えることができたのです。
1.の場合は、「イタリア料理」「初めてのこと」が「好き」
2.の場合は、「できたて」が「好き」
相手の「好き」を「エサ」にしています。
要は、相手にの好みに寄り添い、同じ高さの目線トークを繰り広げる!ということです。
「玉ねぎ剥いてくれない?」と、ストレートに伝えるのではなく
「あなたの好きなカレーを作るので、玉ねぎ剥いてくれない?」で、少しヤル気になりますか?
どうでしょう?
私もまだまだその技術は未熟すぎですが、自分のために、習得したいと思っています。
参考サイト
参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
「DJポリス」に警視総監賞。その言葉に若者が従った理由を心理学的に考える