パソコンやスマホで情報が得られる時代になったとはいえ、「テレビが無い生活なんて考えられない」という人の方がまだまだ多いと思います。
見たい番組が特になくても、朝起きたらテレビを付け、仕事から帰ったらとりあえずテレビを付けることが習慣になっていたりしますよね。
何気なく見ているテレビですが、乳幼児にテレビを見せることは悪い影響があると言われています。
子どもの健康診断でも、TVの視聴時間を記入する欄があったりするので、特に気にせずにテレビをつけて生活していてドキッ!とした方も多いのではないでしょうか。
今回は、乳幼児にテレビを見せることによって出る悪影響だけではなく、メリットについても触れてみたいと思います。
目次
乳幼児にテレビは見せない方がいいのは、なぜ?
専門家が言う乳幼児にテレビを見せることによるデメリットは・・・
- 言語能力の発達の遅れ
- コミュニケーション能力が育たない
- テレビから聞こえてくる音で遊びに集中できなくなる
- 視力が未熟な乳幼児はテレビ画面に近づいて見るので、目への刺激が強すぎる
日本小児科医会は、「2歳以下の子供にはテレビ、ビデオを長時間見せないようにしましょう。内容や見方によらず、長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります」と提言しています。
米国小児科学会も、2歳未満の乳幼児のテレビ視聴を制限するよう保護者たちに提言し、幼児用教材であっても「2歳未満の乳幼児にとって悪影響を持つ可能性がありよい影響は報告されていない」という報告書を出しています。
テレビは一方通行で会話のやりとりがないことが、言葉の遅れ、コミュニケーション能力が育たない原因だと言っています。
しかし、長時間のテレビ視聴が問題なのであって、絶対に見せるべきではない!と言っているわけではないようです。
[amazonjs asin=”4895956814″ locale=”JP” title=”テレビを消したら赤ちゃんがしゃべった!笑った!―音と光が言葉遅れの子をつくる”]
私も3人の子どもがいますが、小さい頃は興味を示してもテレビの前でしっかり見るのはせいぜい10分程度でした。
2歳以下であれば、集中力も続きませんし、テレビを見せる見せないは親主導でコントロールできますから、テレビとの付き合い方に気をつけた方がいいのは、実は3歳以降かもしれませんね。
[amazonjs asin=”B00DI18BVI” locale=”JP” title=”aiuto ブルーライトカット液晶保護プロテクター ブルテクター 20-22インチ対応タイプ BLC-P2220V-B”]
子どもの視力が心配であれば、目をブルーライトから守る保護パネルもオススメ。
子どもの攻撃(オモチャで画面を叩くなど)からも画面を守ってくれますよ。
テレビを見せることのメリットは?
1日中、テレビに子守をさせることはよくありませんが、テレビと上手に付き合うことで良い影響もたくさんあります。
子ども向けの番組では、たくさんの歌や音楽を聴くことができますよね。
私は、家族が認めるほどの音痴ですので、とても助けられました。
ダンスを覚えて一緒に踊ったり、かわいいキャラクターを真似してごっこ遊びをしたり、番組で紹介していた工作を作ってあげれば「テレビとおんなじ~♪」と大喜びして遊んでくれます。
普段、あまり見ることのない楽器や乗り物、自然の不思議、外国、芸術など、子どもの興味や視野を広げてくれることもあるでしょう。
子どもとの遊び、絵本、おもちゃなどはどうしても親の趣味で偏りがちですが、この子はこんなことにも興味を持つんだ!とテレビによって気づかされることもありますよ。
[amazonjs asin=”4591142256″ locale=”JP” title=”いないいないばあっ!のおうた”]
手のかかる子だと、テレビに頼らないと家事が進まないこともあると思います。
1日の中できちんと子どもと会話しコミュニケーションを取っていれば、ちょっと手が離せない忙しい時にテレビに頼るのは決して悪くないことだと思います。
授乳中にテレビはダメ?
テレビや育児書、健診などでも、赤ちゃんの授乳の時には「テレビは消しましょう」「赤ちゃんの目を見て授乳しましょう」などと言われますが、なぜなのでしょうか?
- 母と子の大事なスキンシップの時間だから
- テレビの音で赤ちゃんが集中できないから
- 産後のママは目を酷使しない方がいいから
ということなのだそう。
理想は理想。私の場合
一人目の時は、極力テレビは付けない生活、授乳中ももちろん消していました。
初めての育児、頼れる人も周りにいない状況で、要領が悪かったこともありますが、自分の食事は後回しで、頻回授乳に、お世話に、家事、夕暮れ泣きに夜泣きと、ゆっくり座っていられるのって授乳の時くらい。
社会との接点が少なくなり、パパ以外とろくに会話していないという日もありました。
やっと座れて一息つける授乳中にテレビも見てはいけないなんて、とても孤独を感じ、何の音もない静かな空間で授乳していると涙が出ることもありました。
しかも、こちらがいくら赤ちゃんを見つめても、目をつむって飲んでるんですよね(^_^;
「笑顔で話しかけてあげましょう」なんて言われても、精神的にいっぱいいっぱいでおそらく真顔だったと思います。
二人目、三人目の時は、授乳中でも上の子はなんだかんだと話しかけてきたり、あれこれ要求してくるので「赤ちゃんの目を見て授乳」なんてほぼ不可能ですし、テレビだって付いていました。
今になって思うのは、何も授乳だけがスキンシップではないんだから、そんなに気にしなくても良かったのかも・・・ということ。
実際はそんなに優雅に育児はできないし、あれもこれもダメ!とママが追い詰められて精神的に不安定になってしまう方が赤ちゃんにとって良くないことのような気がします。
ママだって息抜きが必要ですよね。
付けっぱなしにしない、だらだら見ない、食事中は消すなど、メリハリを付けて上手にテレビと付き合えるといいですね。