同タイトルの続編です。前作から、シャーリーズ・セロン(女王ラヴェンナ)とクリス・ヘムズワース(ハンターのエリック)は続投ですが、新たにエミリー・ブラント(ラヴェンナの妹フレイヤ)とジェシカ・チャステイン(女戦士サラ)が加わります。シャーリーズ・セロンを含めた3大女優の競演は大変興味深いものがあります。
極悪女王のシャーリーズ・セロン、善悪合わせ持つエミリー・ブラント、可愛い「意地悪程度」のジェシカ・チャステインによって“三つの悪”が演じ分けられます。
グリム童話「白雪姫(スノーホワイト)」をベースにしたファンタジーで、「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」は有名なセリフですが、さて劇中の女優3人の中で一番美しいのは誰でしょう?と、興味がそっちへ行ってしまいました。
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- 製作:2016年
- 日本公開:2016年5月17日
- 上映時間:114分
- ジャンル:アクション/ファンタジー
- 映倫区分: G
- 公式サイト:http://snow-movie.jp/
“雪アナ”のエルサもびっくり!
前作で悪の女王・ラヴェンナは一旦殺されてしまいますが、魔法の鏡の前で復活します。1作目よりさらに妖艶かつ妖怪になったラヴェンナをじっくりご覧下さい。自分より美しい者がいることを許さない女王ですが、今度は妹フレイヤが生んだ最愛の娘がいずれは自分を超えると予言され、抹殺してしまいます。
ラヴェンナとは違い、もともと優しいフレイヤだったのですが、娘が何者かによって殺されたのを知り驚愕します。その轟渡る悲しみの悲鳴は、なんとすべての物を瞬時に凍らせる魔力を目覚めさせ、「氷の王国」を作って君臨してしまったのです。そうなんです、思わず“雪アナ”のエルサを思い出しました。
フレイヤが育てた戦士たち
フレイヤは自国の強兵に、親から引き離した子供を戦士に育てるべく訓練に精を出します。その中で抜きん出た実力の持ち主が、エリックとサラです。成長したエリックとサラはお互いに惹かれ合うのですが、すべての愛を許さないフレイヤは二人が離れるように幻覚を見せて追放してしまいます。
その後、エリックはドワーフ(北欧の妖精伝説の小人)達と知り合い、ラヴェンナの盗まれた鏡を探す旅を続けていました。それは、鏡がフレイヤに渡るとフレイヤの悪が増長することを恐れたからです。フレイヤの追っ手と戦う中で、エリックは離れ離れになっていたサラと再開しますが、二人はフレイヤの仕掛けた幻影のため気持ちは離れたままでした。
いよいよ氷の王国で決戦へ
ついに鏡を手に入れたフレイヤですが、葬られたはずのラヴェンナを鏡の中から呼び戻してしまうことになります。そして、ラヴェンナの口から娘を殺した経緯を告げられフレイヤの憎悪は燃え盛ります。一方、エリックとサラは二人の愛を裂く共通の敵、フレイヤを倒すため氷の居城に乗り込みます。
役者は揃いました。極悪のラヴェンナと、姉に裏切られたフレイヤがお互いあらん限りの魔術で攻め合う中、勝負の流れを変えるのはエリックとの愛を取り戻したサラの攻撃でした。
さあ、映画が終わったらラストクエスチョンです。「鏡よ、鏡。三人の中で一番美しいのは誰?」と自問してみましょう。なぜか、悪が強い者順に美しく感じてしまうのはこの映画を見たせいでしょうか。
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