必ず読まれる「文章の法則」3つ!日本人がわかっていない日本語

プレスリリースや、日々の仕事の業務で、文章を書く機会ありますか?
読み返した時、ふと思ったことはありませんか?

「一文が長すぎだよ、あたし。」

「あとで自分で読んだら、意味がチンプンカンプン。」

もしかして、中学高校で習った英語のように、日本語にも「文法=法則」があるんじゃないか・・。

あるんです!

日本語は、習ったものでなく、物心ついた時から使えるようになっていた言語です。
なので、意識して主語述語、助詞がどうなんだ?なんて使ったことはないのでは?

でも、会話でなく、人に伝えるための文章にする時、このことを知っていると知っていないでは、雲泥の差が出てきます。

これからわかりやす日本語ってどうすればいいのか、テクニックと心掛けも含めて、解説していきます。

目次

文章の法則が分かって

「これでいいのか?」、ライティングを進める際のもやもやがなくなり、
書くスピードが50%アップしました!

日本人がわかっていない、日本語の「文章の法則」3つ 

文法!

1.主語と述語をなるべく近くに置く

日本語を普段、当たり前に話している私達は、主語や述語をほとんど意識することがないと思います。

でも、遠くなると、とても理解しづらいということをご存知ですか?

●改善前

当社は今年秋をめどに顧客満足度を上げるような品質管理体制の新しいしくみをつくるための準備ともいえるCSに関するアンケート調査を今回実施した。

●改善後!

当社はCSに関するアンケート調査を実施した。これは今年秋をめどに顧客満足度を上げるような品質管理体制の新しいしくみをつくるためで、本調査はその準備といえる。

改善前の文章は、長い上に、主語述語が離れています。

わかりやすさが大事です。

2.日本語の「省略法」を正しく使いこなす

【例1】と【例2】の文書、どちらなら読みたいと思いますか?

【例1】
弊社はお客様により確かな製品をお届けするために、製造メーカーの品質管理の徹底を図っております。
また弊社は、海外メーカーから納入された製品を社内独自の検査体制による検査を実施し、お客様に納入させていただいております。

どう思いますか?

【例2】
弊社は、品質管理の徹底ならびに検査体制の強化を図り、確かな製品をお届けするように心がけております。
輸入製品に対しても、十分に社内検査を実施しています。

わたしは、【例2】の方が読みやすいと思いました。

なぜでしょうか?
1.「弊社は」が繰り返されているのは読みづらい原因です。
「お客様に」という主語は省略されてもいいのです。
なぜなら、この文章はお客様に向けて書かれたものだからです。

省略って、どうしても悪いイメージがつきまといがちですが、この場合はどうでしょうか?

日本語を使う上で適切な「省略」は、文章・言葉の表現としても必要です。
何回も同じ主語が出てきたとしたら、「しつこいなあ」と思います。

ただし、省略しすぎもNGです。
自分は分かっているつもりで省略した単語が、プレスリリースなど他人が読む側には分からない場合があります。

以前にも書きましたが、一呼吸おいて、できたら一晩置いてから、自分の書いた文章を見直すことが、
おかしな省略や、本来あるべき単語を見つける機会になります。

3.文章はなるべく短く

文書作成関連のノウハウ本には、必ずといってよいほど「文章はなるべく短くしましょう」と書かれています。
どうして分かりやすいのでしょうか?
文章が短ければ短いほど、「本当にいいたいことしか書けない」からです。

句点(、)で繋ぎまくった長い文章は、読みにくく、読み終えても意味がわからないことが多々あります。

「文法」と言うだけでアレルギー起こしたくなる気持ちはわかります

中学高校の英語の授業を彷彿させる、文法めいたエッセンスは、中学高校の英語の文法の時間を思い出してアレルギーを起こす方もいると思います。
でも、毎日使う日本語です。
かつ、人に伝えることが仕事であれば、知っておいて損はありません。

文法がぼんやりわかっている状態よりも、クリアに分かっていた方が、相手にも伝わりやすいのです。
頭がクリアな、できれば朝一番で、この内容を読んでみてください。
きっと頭にスンナリ入ってくるはずです!

参考サイト

参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
今日から使える「文章作成力」
わかりやすい文章を書く12のコツ

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