更新日2016/03/22 この記事は約 6 分で読めます。

何をポイントに選ぶ?ライフスタイルから考える学資保険の賢い選び方。

昨今、少子化を迎え、ますます生命保険各社による学資保険の商品開発競争が熾烈を極めてます。それに伴い、学資保険の商品特性が入り乱れ、将来の子供の学資資金を果たしてどの保険会社のどの商品を使って貯めていっていいのかわからない、と迷う方が多いのも納得してしまいます。学資保険という大雑把な見方だけで判断すれば容易かもしれませんが、そんな単純なものではありません。本来はライフスタイルで決めるものであることは言うまでもないからです。
返戻率で選ぶのか、総合保障で選ぶのか。はたまた保険料や保険期間で選ぶのか。
それは置かれた立場や事情によって世帯世帯で異なってくることでしょう。

そこで、今日はライフスタイル別にどういったタイプの学資保険が向いているのかを検証していきたいと思います。

はじめに教育資金積立で押さえておきたいポイントを整理します。

  1. 教育資金の需要が最も高まる時期(高校、大学進学時)に満期を迎えるもの
  2. 生計維持者に万が一のことがあった場合、必要な額がきちんと貯まるもの
  3. お子様自身の保障が必要かどうかよく検討すること
    (乳幼児医療などの補助もあります)
  4. お子様が一人の場合と複数の場合では計画の中身がずいぶん変わってきます。
    家族計画も踏まえて学資保険をプランニングしましょう
  5. 教育資金の積立てはできるだけ長期間で、早く始めることがポイント

文部科学省「平成24年度子どもの学費調査」
文部科学省「平成27年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均調査」抜粋

このポイントからもわかるように、とにかく大学進学時までにどのようにお金を貯めていくかがキーとなるわけです。学資保険を活用するのであれば、どの生命保険会社の、どの商品を選び、当てはめるのか。しかしこの選択こそが至難の業とされているのです。その学資保険も大きく分けて貯蓄型と保障型の2つに分類できるわけですが、ただこれだけで判断するにはあまりにも漠然としすぎて不親切であると言わざるを得ません。少しでも参考にしていただくためにもここではライフスタイル別に分類をすることで整理しておきたいと思います。

1、今の生活も大事!~少しでも保険料額を抑えたい!~

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転職をして収入が落ちたという世帯や子供が多い世帯などはなるべく学資保険の1か月の保険料を少しでも抑えたいと考えるのは当然のことでしょう。そう言ったご家庭ではなるべく満期が長いタイプを選ぶことをお勧めします。最もお金が掛かる大学進学時18歳またはそれ以降に満期を迎えるようにして掛け込み月数をなるべく増やすことで保険料額を抑えることが出来るからです。
デメリット面は、どうしても返戻率が悪くなってしまうという点。商品によっては103%前後まで落ちてしまう場合がありますので注意しましょう。

医療保障などのない、ごくシンプルな学資保険

プラン例
親(契約者)30歳 子(被保険者)0歳 の場合

月額保険料 9,370円 
返戻率 105.1%
12歳時・15歳時にそれぞれ進学学資金30万円/18歳時に進学学資金100万円/22歳時に満期学資金100万円
受取合計額 260万円

保障内容はとてもシンプル。入院保障などはありません。満期年齢を、17歳・18歳・20歳・22歳の4つから選べ、早生まれの場合など、個別の事情に合わせてプランニングできるようになっています。

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プラン例
親(契約者)30歳 子(被保険者)0歳 の場合
月額保険料 8,897円 
返戻率 110.1%
17歳時に大学入学祝金100万円/22歳の満期時に満期保険金100万円
受取合計額 200万円

プランは入園・入学ごとに祝金を受け取れるステップ型と、大学入学前にまとまった祝金を受け取り、新社会人となる22歳時に満期金を受け取るジャンプ型の2タイプがあります(上記プラン例はジャンプ型)。

2、早く保険料を納め終える。~お金がかかる時期に出費を抑えたい!〜

子供が中学生ぐらいになると何かと出費がかさむと聞きます。その出費がかさむ時期に学資保険による保険料による出費を回避したいという方は、10歳払込完了や12歳払込完了タイプの商品を選ぶと良いでしょう。掛け込み期間が短い分、当然割高となりますが、返戻率は一番パフォーマンスが良いものとなります。最もパフォーマンスの良いものになると返戻率が115%に上るものもあるようです。収支に余裕のあるご家庭や、高パフォーマンス重視の方に向いてます。

子どもが小さいうちに払い終え、余裕の資金を受け取れる

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プラン例
親(契約者)30歳 子(被保険者)0歳の場合
月額保険料 10,552円 
返戻率 105.2%
高校入学時に学資一時金40万円/大学入学時に学資年金80万円、2~4年時にそれぞれ40万円
受取合計額 240万円

払込は大学進学を控えた17歳か18歳 までに済ませるプランのほかに、10歳払込済を選べるのが特徴。
その場合、上記よりもさらに返戻率が増すこともあり、魅力的です。10歳以降に教育費が高くなりがちという日本の教育事情を踏まえた設計で、子どもが小さいうちに払い終えてしまえる安心感もあって人気の理由です。

短期払込型で高返戻率を実現。親のがん診断で払込免除になるプランも

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プラン例
親(契約者)30歳 子(被保険者)0歳の場合
月額保険料 10,323円 
返戻率 107.6%
18歳・19歳・20歳時に教育資金50万円/21歳時に満期金50万円
受取合計額 200万円

払込済年齢が10歳か15歳かに固定され、高返戻率を確保していますが、そのぶん保険料負担は高めです。

3、とにかく子供は宝物!~総合保証を重視する。~

そもそも学資保険の成り立ちは、親御さんが亡くなった後に保険料の掛け込みが免除され、子供が進学時にお金が下りてくるという仕組みからなってました。現在は積立型が主流になってますが、一昔前はこの保障型が主流。一家の大黒柱が万が一の場合を考え、今でも払込免除特約付きをあえて選ぶ方も少なくありません。また、子供の入院や手術に備えて医療保障を付けての加入者も一人っ子家庭中心に多いようです。
このタイプのデメリットは、保障面で消費しているので満期保険金以上に掛け込み額が多い、というケースがほとんどである点です。

安心の郵便局ブランドで、貯蓄型から保障型まで幅広く選べるプランが魅力

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プラン例
親(契約者)30歳 子(被保険者)0歳の場合

月額保険料 8,740円 
返戻率 105.9%
大学1年・2年・3年時に学資祝金50万円/満期時に満期金50万円
受取合計額 200万円

昔、学資保険と言えば“郵便局”というイメージがあった時代もありました。保障重視型で、返戻率が低めだったせいもありますが、最近、プランによっては高い返戻率を示すようになってきました。注目は大学4年間の準備コースで、払込期間によっては110%超えすることもあります。それでもやはり、かんぽの魅力とも言える入院手術時にも対応している保障重視型の商品も併せてチェックしておきたいものです。

特約で医療保障を充実させられる保障型の商品

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プラン例
親(契約者)30歳 子(被保険者)0歳の場合
月額保険料 15,890円 
返戻率 104.8%
12歳・15歳時に学資祝金20万円/18歳時に満期祝金200万円
受取合計額 240万円

基本的に、保障を重視した内容で、入院保障や手術保障など、充実した医療保障を特約でつけることができます。お子さんの医療保障を重視したい人向けでしょう。親が要介護状態になった場合に、以後の保険料払込を免除する特則もあります。

保険選びのまとめ

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このデータを見るにつけ、学資保険を使っての子供の将来の備えの有効性をもはや疑う余地が無いことがわかります。今の生活を守りつつ、子供の明るい未来に備え学資保険加入を検討するのはもはや当たり前とも言えるでしょう。だとすれば、満足度の高い商品選びをしたいものです。

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