プレスリリースや、仕事で文章を書いている時に、ふと疑問に思ったことがあります。
「はて?こんなにいっぱい句読点を打っていいのか?」
「この『てにをは』であってるのか?」
中学の時、授業で英語の文法は習いました。
でも、「日本語の文法」って学校で習った覚えがありません。
実は、私達日本人は日本語の文法についてとても疎いのです。
だからこそ、紐解いてみると、いろいろ解かってくることがあります。
目からウロコの日本語の色々、ぜひご覧ください。
目次
日本語の文法が分かって
文章を書くときに迷っていたことがクリアになったおかげで、
4時間かかっていたライティングが2時間で終わるようになりました。
日本語の法則
1.句読点の法則
句点は「。」、読点は「、」です。
句点は、文末のみに打ちます。
読点は、意味の切れ目に打ちます。
息継ぎの記号ではありません。
参考にした本、「文章力の基本」には、下記のタイミングで読点を入れると書いていました。
1.長い主語・述語・目的語の切れ目
2.「原因」と「結果」、「理由」と「結論」の間
3.「前提」と「結論」の間
4.時間や場面が変わるところ
5.逆説に変わるところ
6.2つのものを比べる時
7.ひらがな・漢字・カタカナばかり続く場合
「てにをは」の法則
「てにをは」というのは助詞の代名詞です。
他にも助詞はあります。
これらの単語を聞いただけで、頭がクラクラしてきませんか?
無意識に身につけた感覚で、「てにをは」を使い分けています。
格助詞:名詞について、名詞と他の語との意味関係を示します。
・庭の花
・山田さんと田中さん
・机の上に本があります。
・本を読みます。
・10時から授業を始めます。
接続助詞:主節との意味関係を示します。
・朝起きて顔を洗います。
・春になると暖かくなります。
副助詞:(取り立て助詞、取り立て詞)さまざまな語について、特別な意味を付け加えます。
・この本は読みました。
・この本も読みました。
・この本だけ読みました。
・この本ばかり読みました。
助詞について、研究者が書いた本はいっぱいあります。
でも、体感的に日本人はわかっているので、いちいち振り返ることもありません。
ただし、どういう時に使うのか?概要を知っているだけでも、どれを使えばいいのかが知っているだけで、
スッキリした気持ちで書き進めることが出来ます。
必要以上に抜くこともご法度です。
日本語は母国語なので、体で覚えているのです
ですので、文法は分からなくても当たり前です。
理屈で考えていません。
英語は母国語ではないので、体感的に分かることできないために中学校などの学校で文法を習うのです。
でも「知っておく」だけでも、迷いがなくなるので違います。
ぜひ、知っておいて下さい。
声に出して読んで、自分の「体内辞書」と照らし合わせることも有効です。
参考サイト・本
参考にさせていただいたサイト・本をご紹介します。
文章の書き方・ととのえ方
今日から使える「文章作成力」
東京外国語大学言語モジュール
文章力の基本