あなたは、ウェブ原稿の執筆の際、どこからどういう風にアイデアを取り入れていますか?
インターネットでキーワードを検索して、ネタをさがしているでしょうか?
それでも行き詰まる!そんな時どうしたらよいか?
私は、「新聞」というメディアを活用します。
目次
デジタル上の「アイデアの素」は意外にもアナログに?!
新聞で仕入れたネタがいつもいつも役に立つわけではないですし、即効性はありませんが、「アイデアの種」が忘れた頃に発芽します。
時折、びっくりするくらい文章が湧いて出てくることがあります。
「これは、以前見た新聞記事が『種』となり、芽吹いているな!」と感じながら執筆することが多々ありました。
インターネットだと、自分の得意分野のタイトルしかクリックしません。
ところが、新聞の場合、否が応でもいろいろな記事が目に飛び込んできます。
興味のなかった分野の記事も、写真や見出しをきっかけに引き込まれることがあります。
アナログ×デジタル=∞(無限大!)
以前よく言われていましたが、インターネットでの情報収集は、自分の興味のあるタイトルはクリックするけど興味のないものはクリックしないため、タイトルすらスルーする、という傾向があります。
たしかに、Yahoo!のニュースでも、自分の興味のあるタイトルをクリックするだけです。
興味のないものは、見て見ぬふり、です。
且つ、タイトルはとても短いので、その中で表現されている内容には限界があります。
それに対して、新聞は、タイトルだけでなく写真や文章も嫌でも目に飛び込んできます。
例えば、戦争を体験した人の記事など、Yahoo!のニュースにあったとしても、まずクリックしないと思います。
ですが、新聞はその人の写真やコメント、いろいろな情報が目に入る紙面の範囲で視界に飛び込んできます。
グアムのバンザイクリフというところをご存知でしょうか?
『「死ナナイデ、クダサーイ」。海上の艦船からマイクで投降を呼び掛ける米兵の声が響いていた。』(2014年6月15日 東京新聞朝刊より)
そこで生き残った人の話が新聞に載っていて、ついつい読み込んでしまいました。
今の時代では想像できないような精神性、教育、考えさせられました。
もし、同じタイトルでYahoo!のニュースにあったとしても、まずクリックしなかったと思います。
興味のなかったことも、その記事を読むことによって学習することができます。
そして、電車の中では半分に折ったりしなくてはなりませんが、自宅で読む際はいっぱいに広げればいっぺんにいっぱいの情報を得ることができます。
たまには新聞をめくってみよう
通勤電車の中で、乗客の行動パターンを観察してみてください。
首都圏では今や、八割方の人がスマートフォンで情報を取っています。
確かにデジタルの情報は早いですし、今まで紙のメディアでは届かなかったいろいろな人達の声を聞くことができます。
でも、新聞は立ち上げる時間も、電力も、必要ありません。
こんなデジタルな時代だからこそ、アナログメディアの真骨頂、新聞をたまにはめくってみませんか?
参考サイト
参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
東京新聞