そんな言葉、聞いたことありませんでした。
一瞬、アボガドかと思いました。
いいえ、違います。
アドボカシー・マーケティングです。
「アドボカシー」とは「支援」「擁護」「代弁」などの意味を持つ言葉です。
マサチューセッツ工科大学のグレンアーバン教授の著作での紹介がきっかけとなり、広まったと言われています。
インターネットの普及により、買い物の仕方が変わってきたために生まれたマーケティングです。
これには、広報が大いに関わっているのです。
一緒にどんな考え方なのか、見てみましょう。
目次
アドボカシー・マーケティングを理解してどうなった?
最も優先すべきものがお客さんだということを、改めて認識しました。
数字ばかり追いかけていて、お客さんが置き去りだったことがわかりました。
アドボカシー・マーケティングって何?
【目的】
お客様の満足度をあげて、良いパートナーシップを作ること。
【どうしてこういう発想が生まれてきたのか?】
ここ10年での環境が変わったことから生まれたのです。
以前は、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌というメディアが、物言わせていましたが、インターネットというものの出現がありその力が大きくなってきたことで、環境が変わったのです。
しかし、お年寄りから子どもまでがインターネットで情報を仕入れることのできる時代になって
安い・高い、モノが良い・悪いをネットで情報を仕入れるようになりました。
店舗に行って商品を手にとってじっくり考えるという事は、昔に比べると少なくなりました。
店に見に行ったとしても、ネットで頼む前に現品をチェックするための手段だったりしませんか?
もしくは、店舗に赴くまでもなく、ネットで口コミを見たりして、購入の判断をしていませんか?
モノやサービスにお金を払うお客さんの行動パターンが、変わってしまったのです。
自分自身に振り返ってみると、どうですか?
10年前と買い物の仕方って変わったと思いませんか?
では、どうやってお客さんの「買いたい」気持ちを繋ぎとめればいいのでしょうか?
もはや広告は、お客さんの「購買に結びつくココロ」を動かすものでないのです。
では、どうやってお客さんのココロにアプローチするのでしょうか?
2.イベントや記念品プレゼント、サービスを開放して「お得感」を持ってもらう
3.担当を付ける
1.と2.に関しては、まさに、プレスリリースがその告知方法として活躍するのです。
1.は、企業からの情報発信。
特に、社会貢献などは、発信しやすいですし、さらにお客さんの交換度も上がります。
2.は、例えば、〇〇周年記念で△△の無料でお試し出来る!という「お得感」のあるイベントのリリースです。
プレスリリース担当者も、お客さんも、喜んだり感心するネタがあれば、取り上げられやすいです。
損して得取れ
ある老舗百貨店の本店での出来事です。
鏡を買い求めたかったのですが、希望に添ったものがありませんでした。
でも、「○○や△△に行ったらありますよ」と2件も紹介してくれたのです。
これにはお祖霊入れいりました。
「お高くとまっている百貨店」ではなく、「さすが老舗のホスピタリティ!」と感動しました。
広報の手段としてプレスリリースを書くにあたって、マーケティングのトレンドを知っているといないとでは大きな差がでます。
マスマーケティングのパワーが弱くなっていることは、実感しているはずです。
さあ、チャンスです。
ここらでひとつ、仕掛けませんか?
参考サイト
参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
「アドボカシー・マーケティング」の秘密