「プレスリリースの本文もばっちり考えて、さあ、あとはメールで送るだけ!」
ちょっと待って下さい。
最終チェックポイントが待ち構えています。
目次
件名と差出人に気をつけるようになってどうなったか?
リリースが採用されました!!
こうやって、プレスリリースを開封してもらいました!
毎日、怒涛のようなプレスリリースの数を読む担当者。
いちいちメールを開封すると思いますか?
否。
開封しません。
ですので、まず、開封してもらえることが大前提になります。
送信したメールを開封してもらうためには、どうしたらいいか?
件名には、以下の内容を盛り込みます。
1.プレスリリースであること
2.会社名
3.リリースの内容(長くならないように短く削り込み、要点だけを一言で言い切るようにします)
送信社名には、必ず「会社名」をいれます。
どこの会社かが分からなかったら、そのメールは内容を読まれる以前に捨てられているかもしれません。
◆悪い例◆
送信者名
例1:yamada
例1:tarou.yamada@example.com
件名
例1:ニュースリリース
例2:プレスリリース掲載のお願い
◆良い例◆
送信者名
例1:○○グループ広報部
例2:山田太郎(○○株式会社)
件名
例1:【ニュースリリース】○○グループがWebマーケティングの専門カンファレンスを開催
例2:【Release】Webマーケティングの専門カンファレンスを開催(○○株式会社)
リリースの受け手としては、どこの会社がどんな内容のリリースを送ってきたか、件名を読んだだけで概要を理解したいものなのです。
知らない相手から送られてきた内容がわからないメールを、わざわざ本文を開いて読もうとはしないと考えたほうがいいでしょう。
質の悪いリリースメールはその会社の評価を下げることにもつながります。
画竜点睛を欠かないように・・・
昔、古文の授業でやりませんでしたか?
故事成語で下記のような意味があります。
物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ。また、物事の最も肝要なところのたとえ。
文章や話などで肝心なところに手を入れて、全体をいっそう引き立てるたとえ。
▽「睛」はひとみ・目玉。転じて、物事の大切なところの意。
一般には「画竜点睛を欠く」と用いることが多く、この場合は最後の仕上げが不十分で、肝心なところが欠けているため精彩がないことをいう。
「竜りょうを画えがいて睛ひとみを点ず」と訓読する。「竜」は「りゅう」とも読む。
出典:『歴代名画記れきだいめいがき』goo辞書より
一仕事終えると、その達成感から、どうしても最後の詰めが甘くなってしまいがちです。
わたしも良くあります。
最後に、一休みして頭を冷やして、チェックすることをおススメします!
「早く上げなくてはならない!」
そうであればあるほど、頭を冷やすタイミングが必要です。
どんなに急いでいても、トイレに立つ、他の事をしてみるなど、インターバルを置くことを強くおすすめします。
参考サイト
参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
メールでのリリース配信のカスタマイズ法――読まれるリリースメールはここが違う/リリースの書き方基礎講座#10