先日取材した先生のお話をウェブページを作る時のことです。
どういう風に見せたら、ファーストビュー・ぱっと見・一目で「全容」をわかってもらえるだろうか?
伝えたいことがいっぱいあるので、本当に悩みました。
そんなとき、取材に行った先生が書いてくれた「マインドマップ」を思い出しました。
実は「マインドマップ」ってそれまで知らなかったのです。
目次
マインドマップって?
英国・ロンドン出身のビジネスコンサルタント、トニー・ブザン(Tony Buzan)氏が1970年代の初めに発案・提唱した「ノート記法」で
「発想を整理する」ツールです。
日本でも25年以上前から用いられており、マインドマップ講座もあるくらいです。
マインドマップのいいところ
マインドマップいいところ1:ぱっと見で全体がわかる
中心に主題をおいて、放射線状に書き連ねていくので、一目で全貌がわかるのです。
やってみるとわかるのですが、スイスイ書けるのです。
なぜか?
自分の頭の中に「モヤモヤ」しているアイデアが、実はいっぱいあるから。
往々にしてその「モヤモヤ」を、忙しさにかまけて放置しがちになるのですが、これをすると「モヤモヤ」がなくなるので気持ちも頭もすっきりします。
理路整然と最初から考えられる人はいません。
マインドマップは、人間の思考パターンとあっているのです。
マインドマップいいところ2:型がない=自由に発想できる
自分の頭の中にイメージがあっても、巨人軍にいた長島さんのように「こうやってパ~っとね!」といっても人には伝わりません。
人に伝えるためには「言葉」が必要です。
その「言葉」は、「口から発せられるもの」と、「文字として伝えるもの」と二通りに分かれます。
「口から発せられるもの」は、流れていってしまいますし、忘れてしまいます。
でも、マインドマップを使って「文字」として現した上で考えてくと「あ、そういえばアレもあった、コレもあった」と次々と発想が浮かんでくるのです。
なぜか?
フォーマットが自由だからです。
書き方に縛られないからです。
「可視化」されているからです。
マインドマップいいところ3:応用範囲が広い
仕事からプライベートまで、はっきりって何にでも使えます。
自分の頭の中にあるとこを、相手に理解してもらうために
自分の頭の中にあることを、自分が整理して理解するために、
まさに「自分の心=マインド」の「地図=マップ」になるのです。
旅行のプランニング、スケジュール管理は「魚の骨」を模した図などユニークな形であらわすこともできます。
マインドマップを書いてみよう
マインドマップに「正解」はありません。
自分の好きな色、形、言葉で進めていけばいいのです。
とにかくはじめることが大事です。
マインドマップは「右脳」と「左脳」の両方を使うようにデザインされています。
色や絵を使うことで創造脳(右脳)を、メモをとることで分析脳(左脳)を活性化します。
1.中心に「トピック」を書く
考える主題について真ん中に書きます。
2.メイントピックを囲むように「サブトピック」を書き込んでいく
「あれをやればいい」
「そういえば、あれはどうするんだっけ?」
「あの人がこんなことを言っていたな」
どんどん書き込んでいってください。
とにかく自由なのです。
頭も自由に解き放ってあげることで、今までなかった発想が生まれてくること請け合いです!
関連ないけど、大事なことは「フローティング・サブトピック」
トピックスに直接関係ない、ちょっと横道にそれちゃったけど大事!ということは、「フローティング・サブトピック」で書いておきます。
書き進めているうちに、点が線になることが結構あります。
点が線になれば、1+1=2ではなく、もっと大きくなることもあります。
マインドマップで可視化することの大事さ
やってみての感想です。
取材に行った先生に、形にした「マインドマップ」を見せたら大喜びしていただけました!
早速ウェブページに乗せることに決定しました。
プライベートのマインドマップなどは、つらつら書き連ねるのは、誰でもこっ恥ずかしいもの。
でも、こんなフォーマットがあったら「まあこれは無理かもしれないけど」と言い訳をつけてでも「アウトプット」できるのです。
頭で浮かんだことをそのままにしてフェードアウトさせるのは、もったいない。
「案ずるより産むが易し」です。
学生のときに「勉強が分かり始めて、楽しくてしょうがなかった」という経験をしたこともある人も多いと思います。
分かる事の快感を、グルーブ感を味わえる「手法」とも言えます。
まずは自分のプランニングからやってみると、優先順位がわかってきて、どういう風に時間とお金を使おうか?を考えるよう足がかりになります。
年の初めなどにやると、今年一年の計画を立てるときになどにぜひやってみてください。
もちろんビジネスでも、ブレスト・会議・予定計画などの場面でも役立つこと請け合いです。
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