プレスリリースを書くときに、一生懸命、客観的に書いているつもりでも、
書いている過程で知った情報を全部言いたくなります。
読んでくれる人は、当たり前ですが、書いた人とまったく見るときの目が違います。
客観的になった(つもりの)自分が、見落としがちなポイントを3つ、上げました。
目次
「どういう気持で文章を読み直せばいいか?」が、わかってどうなった?
冷静に見ていたつもりでも、なれていなかったために見落としていた、文脈から外れた情報を
(とても苦しかったですが)ばっさり削除しました。
分かりやすい文章の心得~気持ちの上で決着つけましょう
1.不要な情報は切り捨てる
なんで、この項目を気持ち編に入れたのか?
それは、調べた以上、知った以上、全部載せたい!みんなに知ってほしい!
という心理が働いてしまうからです。
でも、全体の文脈を見てください。
果たしてそれは、必要な情報でしょうか?
自分の調べたこと、思ったことを切り捨てるのは、なんとも忍びないです。
もったいなくて、切り捨てたくなんてありません。
その気持ちは、良くわかります。
痛いほど、わかります。
でも、これは仕事です。
冷静な判断をするよう、努力しましょう。
2.差別用語・表現は一切使わない
普段何気なく使っている言葉にも、差別用語が含まれていることをご存知でしょうか?
使う側は、意識していませんが、差別された当事者の傷は、深くなることもあります。
「あれ?これってもしかして、差別用語?」と思ったことありませんか?
その場合、Wikipedia(ウィキペディア)で調べると、すぐに分かります。
20秒で済む手間です。
惜しまずに、調べてみましょう。
3.読者は中学生
小学生に分かる文章を書けとはいいませんが、
中学生になら解かる文章の書き方をしましょう。
難解な文章じゃありませんか?
業界用語を使っていませんか?
どちらも、日々の業務で間隔が麻痺していて、使ってしまいがちです。
プレスリリースには、一切不要です。
なかなか客観的になることは難しいです
そもそもプレスリリースの目的って何でしょうか?
思い出してみてください。
載せてもらいたいメディアの担当者に、さらにはその先の消費者・ターゲットに理解してもらい、共感してもらい、買ってもらうことです。
そのためにはどうしたらいいか?
自己顕示は、二の次だということは、すぐに分かります。
プレスリリースで自己顕示するのではなく、そのプレスリリースを出した後のメディア・消費者のリアクションを
自分の手柄として自己顕示する方向に、変換しましょう。
参考にした本
参考にさせていただいた本をご紹介します。
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