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あなたも狙われている!? いのちを脅かす「小さな殺し屋たち」!

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今夏、69年ぶりに国内感染が確認されたデング熱

これは、「ヒトスジシマカ」といったウィルスを媒介する蚊に刺されることにより起きるものであることが知られています。

ヒトスジシマカ
(出典:衛生昆虫写真館

本来この病気は熱帯の国々などで流行するような病気でしたが、地球温暖化の影響や物流や人の流れのグローバル化により、それ以外の地域にも広がりを見せるようになってきました。

このように、普段あまり気にしないような虫などの小さな生き物との接触により、生命に重大な危機が訪れる危険性が最近とみに高まりを見せています。

今回は、最近話題になっているこの「小さな殺し屋たち」にスポットを当ててみたいと思います。

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ついに東京でも確認!「セアカゴケグモ」

1995年11月大阪府で国内初確認されて以来、西日本を中心に生息するようになった「セアカゴケグモ」

セアカゴケグモ
(出典:環境省 外来生物法

9月25日、このオーストラリア由来の毒グモがついに東京都内で確認されました。

セアカゴケグモ:三鷹で見つかる 都内で初確認

 都は25日、三鷹市下連雀9のマンション1階の庭で、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」(オーストラリア原産)1匹を都内で初めて確認したと発表した。かまれると痛みや発熱などの症状が表れ、まれに重症化するが、被害は確認されていないという。

(毎日新聞2014年9月26日 より抜粋)

東京都の舛添知事は、26日の記者会見で「子供たちにも注意喚起したい」と語るなど都としても対策に乗り出す考えを示しました。

しかし、9月30日23区内の江東区・区施設内でも1匹を発見。

都内初確認された三鷹市や、江東区では役所職員が発見された箇所近辺の調査を続行し、これまでに10数匹を確認してました。

専門家は「都内に侵入した個体は、すでに繁殖を始めている可能性が高い」と注意を呼びかける。

朝日新聞2014年10月15日 より抜粋)

 

この「セアカゴケグモ」自体は、攻撃性などなくおとなしい生き物ですが、何らかの原因でヒトと接触した場合に「咬まれる」ことがあるということです。

咬まれた直後は軽い痛みを感じることがあるそうで(ほとんどはない場合が多い)、まれに咬まれた場所に発疹が出ることがあります。

咬まれても特に症状が出ることがない場合が多いのですが、5分から1時間程度かけて次第に強い痛みが出てくることがあるそうです。

そして、その痛みが30分から数時間かけて発汗や熱、痒みなどを伴いつつ全身にひろがっていきます。

多くの患者はこれ以上の症状に進むことはないそうですが、小児、高齢者、虚弱体質の人などは全身症状から重症化することがあるので注意が必要です。

痛みの他に筋肉のけいれん、さらに嘔吐など様々な症状を伴うことがあります。

ただ、適切な治療を行えば死に至ることはないということなので、所轄官庁の環境省では、「咬まれた場合はあわてずに医療機関に相談する」ことを呼びかけています。

以下、注意事項や対策などを記載した環境省のページに飛びますので確認を!

環境省「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください」

恐怖の侵略者!ツマアカスズメバチ

蜂蜜や農作物の受粉などで人間の生活になくてはならないのがミツバチの存在です。

ツマアカスズメバチ
(出典:Wikipedia

しかし、この「ツマアカスズメバチ」は、そんなミツバチの巣を攻撃・捕食する獰猛な外来生物です。

その攻撃性はヒトにも向けられることもあり、過去に刺されて死亡した例も報告されています。

日本に古くからいるスズメバチとは異なる中国・東南アジア原産で、2012年長崎県対馬市で初確認されて以降、多くの巣が確認されています。

隣国・韓国では釜山での大繁殖が確認されていることから、韓国との通交が盛んな対馬に貨物等に紛れて入りこんだと考えられています。

繁殖力が非常に高く、欧州では2005年頃にフランス南西部で確認されて以来、10年足らずの間にスペインからドイツに至る広大な地域に定着されてしまいました。

このように強力な繁殖力をもつ「侵略者」に本土を蹂躙されることがないよう、環境省では駆除作業を本格化させることを決定しています。

危険な外来種 拡大防げ 環境省、中国産スズメバチ駆除へ

環境省は欧州や韓国で人や生態系に被害を与え、国内でも確認された「ツマアカスズメバチ」の本格的な防除に乗り出す。
多くの巣が見つかった長崎県対馬市で駆除を始めるほか、年内にも特定外来生物に指定し貨物業者などに防除を求める。

(日本経済新聞夕刊2014年10月11日より抜粋)

 

また、現地対馬での「ツマアカスズメバチ」の広がりが以下のブログで詳しく紹介されています。

 

現地では対馬市役所を中心に既に対策に乗り出しており、広報等でも注意を呼びかけているそうです。

日本全域に生息! 決してバカにできない「マダニ」の恐怖

今夏の「デング熱」もそうですが、現在西アフリカを中心に猛威を振るい、世界的な問題となっている「エボラ出血熱」はいずれも「感染症」と呼ばれる種類の病気です。

「感染症」は何らかの動物を媒介としてウィルスに感染、発症していく恐ろしい病気です。

「デング熱」「エボラ出血熱」に勝るとも劣らない恐ろしい「感染症」が、今静かに増えているということです。

その感染症の名は「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」

2011年に中国で発見された病気で、2013年1月日本で初めての患者が確認されました。

38度以上の高熱、倦怠感や下痢、嘔吐を伴い、血液を固める血小板や白血球の減少が起きて死に至る場合もあるといいます。

未承認薬を含めて有効な薬剤は開発されておらず、対処療法に任せるしかないのが現在の状況です。

そして、この病気を媒介するのが日本全域の草むらなどに生息する「マダニ」です(写真はフタトゲチマダニ)。

マダニ
(出典:国立感染症研究所

フタトゲチマダニタカサゴキララマダニなどといった種類のマダニに咬まれ、1~2週間の潜伏期間の後に発症します。

9月10日までに厚生労働省が把握してる患者数は全国で101人、うち30人が死亡しているということです。

本来は春から秋にかけてがマダニの活動期ですが、昨年の患者発生状況から10月以降も危険性があるということで、

●草木の多い場所に入る時は肌をさらさないように
●咬まれた場合は自分で引き抜かず、医療機関で治療を

と呼びかけています。

厚生労働省では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&Aを公開。

この感染症に対する詳細な情報やマダニ対策についても掲載されているので確認してください。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A

 

 

虫さされ薬を塗って放っておいた一昔前と違い、今では環境変化やヒトの対応能力の低下などにより、ちょっとした「虫さされ」ではすまないようになってしまっています。

医療の世界でも、これらの病害虫や感染症に対して新薬や新治療法の開発で対抗していますが、残念ながらなかには現状に追いついていないものもあります。

とりあえず我々は、これらに対する知識を得て予防措置を心がけるなど、常日頃からこれら「小さな殺し屋たち」に備えることが大事なのではないでしょうか。